第6話レベル3のダンジョン
今日はナビが東京の奥多摩の山奥にレベル3のダンジョンが出現したと言うので攻略に来ましたが、凄い山奥です、レベルアップしてなかったらダンジョンに着く前にへばっていたはずです、やっとダンジョン発見今回のダンジョンの入り口はただの穴ですよアイテムボックスにロープが有って助かった、でもこれならモンスターが溢れても出れないんじゃないかと思ったらナビが言うには余裕で出て来るらしい、木にロープを縛りダンジョンに降りて行くと壁はボコボコしているが通路も広く3m位有りそうだ、しかしアイテムボックス最高、あんだけ荷物を持ってダンジョン攻略してたのが嘘の様だダンジョン前でプロテクター着けてヘッドライト付け大型LEDライトを肩掛けして弓だけ持って進めるし、矢も簡単に出せる、ダンジョンを進んで行くと第一モンスターを発見です今回のモンスターはウサギですちょっと大きなウサギですよ可愛いな、撫でたいな、射るのを忘れて見て居たら、近づいて来たウサギが口を開けると凄い牙が、全然可愛く無い、口が開いた時には矢を放ち殺していたけどね、ウサギはスライムと違って死体が残る、魔核は心臓の下に有るらしいが解体何てやった事無いよ、グロい
「あ、シルバ食べて良いよ」
食べるのも時間掛かるし、次からはアイテムボックスにしまうしか無いか
また進とウサギを発見、今度はシルバに戦わせて観るとウサギがシルバに噛み付いたところを体の一部を刺の様にしてウサギの頭を串刺しにした、シルバはピョンピョン跳ね褒めてと寄って来るので撫でるとぷるぷる喜んだ
シルバ強いな、聖剣無かったら勝てないな
無事に階段を見付けると、ウサギ発見でも今度のウサギは小さな角が有るけど、小さ過ぎて攻撃されても大丈夫そうだ、弓で一撃だからこのダンジョンは楽かもと思ったら下に行くに連れて角が長くなり凶暴に成っていく
6階でまさかの出来事がウサギが角を飛ばして来た、俺は弾丸の様な角に対応出来ずに居るとシルバがジャンプして円盤の様な形に為り角を受け止めた、俺は弓で殺してシルバを見ると無傷で嬉しそうに角を差し出した
「シルバ大丈夫か怪我は無いか」
シルバはまるで俺を助けた事が嬉しそうに俺の身体にすり寄ると俺の頭と胸を覆いつくした、まるでメタルスライムの鎧兜の様だ、スライムだけに動きのじゃまに成らないし、重さも気に成らない
「シルバこれ最高だよ、防御もバッチリだよ、ありがとうシルバ」
弓だけで10階まで来ると扉が有った、最後のボスかと思ったらダンジョンは10階毎に階層主が居るらしい、俺は弓をしまい聖剣と新たに買ったラウンドシールドを装備した
扉を開けて中に入るとちょっと大きく立派な角を持つウサギと4匹の角ウサギ居た
しかし聖剣の前では余裕だった、ただ切り裂かれたウサギはグロテスクで休憩がてら、シルバに食べて貰った、たった1日道場に行っただけで、剣の動きの違いが解る、道場に行って正解だったな、毎週ちゃんと通います
俺も遅めのお昼を食べ終え、シルバの食事が終わったので探索を再開した
階層が下がるに連れてウサギの動きが早く変則的になり、苦労して居ると
《マスター、聖剣の能力を使わないのですか?》
「聖剣の能力?」
《稲妻を操る能力です》
「あ、そんな能力が有るの忘れてた、でもどうやるの雷雲も無いダンジョンで」
《マスター、聖剣の剣先を相手に向け、稲妻をイメージして下さい》
俺は言われた通りウサギに向け稲妻をイメージした、すると閃光と共にウサギに雷が直撃した
死んだウサギを見ると頭に落雷を受けて絶命していた
「ナビこれは凄いなこれが有ればどんどん狩れるよ」
《マスター、稲妻を操る能力は体力を使います、無闇矢鱈に使わないでここぞと思う時に使って下さい》
「ナビ、ありがとう、考えて使うよ」
そのまま、シルバの防御力と聖剣を使い、15階のダンジョンボスの部屋まで来た
「ナビ、ボスはどんなモンスターか解る?」
《すみません解りません、お役に経てずすみません、マスター》
「大丈夫だよ、じゃいっちょ殺りますか」
扉の前に立つと扉が自動で開き中に入ると、中には青白い毛並みに青いクリスタルの長い角を持つウサギが居た
俺は先制攻撃と稲妻を放つとウサギが稲妻を避けた
「嘘だろ」
ウサギの動きは目で追うのがやっとな速さで角を剣の様に使い攻撃して来る
聖剣で斬ろうとするも避けられ逆に攻撃されてしまう、しかもシルバの体にいくつもの傷が出来てる
「シルバ大丈夫か」
シルバを気遣い下がろうとするもウサギは追い撃ちを掛ける
不味いと思った時、身体からシルバの重みが消え、まん丸に成ったシルバの体にウサギの角が刺さり一瞬ウサギの動きが止まり、俺は無我夢中でウサギを切り付けた
《レベルが上がりました》
声が聞こえ、倒した声を確認するとシルバに駆け寄りシルバを抱えるとウサギに受けた傷が消え、嬉しそうに俺にスリスリして俺の傷を治してくれた
「シルバ、ビックリしたよ、良かった無事で、ご褒美にボス食べて良いよ」
俺はナビの指示で直ぐにダンジョンコアに触れ、ダンジョンコアを吸収した
《俊足のスキルを獲得しました、反射神経上昇のスキルを覚えた》
俺はそのまま、地面に座り込み
「マジでダンジョンボスは嫌いだ、疲れた、ナビ、どこか裏口とか無いの」
《出るにはまた上らないと出れません》
「マジかもう新たなモンスターは発生しないなら、この部屋は安全?」
《はい、マスターこの部屋は安全です》
俺は疲れて体力を使い切り、アイテムボックスから寝袋を取りだしその場で眠りに着いた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます