第7話 愛を結ぶメロディー
少年の銅像の台座。
真っ白な雪が舞う中。
真っ白なメル・アイヴィーが、やさしく、やさしく、囁くように歌った。
キセキを祈る歌を。
あなたは、間違いなく愛を結ぶ天使なのだと。
世界よ、少女よ、キセキで輝けと。
結愛は、どこからか聞こえてきた歌声に心を奪われた。
透き通った優しい歌声。
結愛の心に寄り添い、そっと背を押す。そんな歌声とメロディー。
初めて聞く歌なのに、懐かしくて、一度聞いただけで不思議と結愛の心に染みこんでいった。
このメロディーなら。
この歌なら。
「弾けるかもしれない」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます