第52話 スマホで通話できません

スマホで通話している人を見ると驚いてしまいます。


耳をべっとりくっつけて、唾液を吹きかけているからです。

美しいスマホに、なんて大胆な行動なのでしょう。


私はスマホで通話はしません。


なにしろSIMカードを入れていませんし

入れてもデータ通信専用のものです。


スマホの美しい造形と輝きは貴金属。

見ているだけで魅了されてしまうんです。


以前は裸族でしたが今は擦り傷や落下が怖いので

透明なTPUのソフトケースに入れてあります。


これだと、防御と鑑賞の両立が可能です。


そんなわけで、コレクション用のスマホを

持ち出すことは、ほぼありません。


普段使い用スマホは革の手帳型ケースに入れて

万が一落としても大丈夫なように対策をしています。


その他、実用に耐えなくなった機種でも処分しません。

ラジコ用、クックパッド用などに分けて使っています。


現在、11台所有していますが、どれも愛しいです。


よく、充電とか面倒でしょ?と訊かれたりします。

全く苦になりません。それどころか喜びです。


バッテリー残量が少なくなって赤ランプがつくと

お腹の空いた我が子のようで、いそいそと準備し

充電が始まると美味しそうに食べている気がして

ほっこりして嬉しくなるのです。(もはや病気)


というわけで、スマホ大家族は幸せに暮らしています。

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