第2話 わすれものフレンズ
「わーい!キミは忘れ物が得意なフレンズなんだね!」
そんなことを言われてしまいそうなくらいよく忘れます。
先日もスーパーで買い物中に特売のイチゴに目がくらみ
持っていたカバンちゃんの存在を忘れてしまいました。
幸いにも店員さんが気づいてカウンターに届けてくれて
難を逃れましたが、最悪は持ち去られていたかもしれません。
喫茶店でははめていた腕時計を置き忘れたり。
電車に乗って網棚に荷物を載せて忘れたり。
忘れては駄目だと思っていても、その事を忘れてしまう。
いまのところ、大きな問題になってはいませんが
何か対策を取らなければと思い、Amazonさんに相談。
まずは離れると鳴るアラームなる商品。
親機と子機があって、子機を大事な物に入れておけば
あらかじめセットした距離以上離れるとアラームが鳴るという。
これはイイと思いましたがレビューを読むと誤動作が激しいらしい。
無線通信を行う関係上、無数の電波が交錯する街なかは厳しいかも。
あまり目立ってしまうのはイヤなので、これはダメかもしれない。
それなら物理的な結合ということで見つけたのが、スパイラルチェーン。
大事なものと自分をヒモで繋ぐという原始的かつ効果的なもの。
これなら引ったくりにも対応できて海外旅行でも安心な感じ。
しかし、スパイラル状になっていて扱いやすくなっていますが邪魔。
ヒモが体から荷物に伸びている状態は実にカッコ悪い。
アルミカバンなら現金輸送のガードマン的な容姿になってしまう。
なかなか、これだという商品に出会えません。
「荷物を忘れるな」と手の甲に書こうかとも思いました。
逆転の発送であえて何も対策をしないで危険な状態にすることで
常に意識するようになって忘れなくなるのかなとも。
よく考えてみると、忘れるということは心にゆとりがない証拠。
結局は自分がしっかりしなくてはダメなんだなと思ったのでした。
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