11.英雄

 わずかに時計をもどして前線。

 四人同士で再開した戦いは、四夏のファインプレーで転んだ相手をウーナが仕留めて4vs3。しかし優勢かというとそうでもなく。


(まず……きっちり対策されちゃってる)


 マリアは敵の視界を盾でふさぎつつ歯噛みします。

 【山熊騎士団オッソ ダ ピレネーズ】のアドバンテージはウーナの体格を活かして作り出す相手のひとときの動揺。最初のプレーでそこに付け込めなかったのは痛恨で、けれどあの戦況でアレクサンドル選手をフリーにするわけにもいかず。

 たがいに作戦会議を終えての第二戦。


(ウーナが援護に入ったとたんに守備的になる。その間にこっち、が――っ)


 チームウクライナ騎士見習スクワイアチーム【大祖国ウクライナ】。そのメンバーはほぼ同じ名前の政党の支持者で固められており、アレクサンドル選手をのぞく彼らの競技歴は半年から一年程度。ですが全員がレスリングやアイスホッケー等の大会出場経験者であり、いずれも抜群の運動センスに偽りはなく。


「っ、ぁ……ぐ!」


 前方で四夏がアレクサンドル選手に蹴倒けたおされたのが見えました。

 敵の体当たりをずバランスを失うマリア。

 もともと彼女がメイス&シールドという守備偏重ディフェンシブな装備を選んだのは、小柄さをおぎない鼓笛手ファイファーに必要な精神的余裕を確保するため。つまりはそれだけ殴り合いとなればハンデを背負うということで、今のごとき戦況ではこうなるのは必然。

 かかとの後ろへ踏み込まれ、否応なく空を見上げながら思考します。


(もう無理。死体になるまでに何ができる? 考えろ考えろ――)


 それだけが得意なのだから。友人ふたりの美質には及ぶべくもないささやかなずる賢さ。

 壮大な夢も愚直な正義感もワリに合わないと手放して。それをバカバカしい子供っぽさと思いながらも、いつしか彼らなしでは不充実感を言葉にすることもできなくなっていて。えらそうに大人面で、自分だけが外れた輪の外縁がいえんをつかみ続けていて。

 姉弟のごとく育ったその相手が、自分に好意らしいものを向けていると気づいたときはほのかな優越感をおぼえたりもしたけれど。直後にあったのはやっぱり申し訳なさで。


(バカになりたい、バカになりたい――なのに、ああもう!)

 

 足でガードする間もなく、胸上にまたがられた完璧なマウントポジション。

 マリアは相手の胴衣タバードをメイスを捨てた右手で掴むと、両脇を固く締めて上半身を盾でカバーします。相手からすればダガーの届く急所すべてが盾か鎧で覆われたいわゆるカメの状態。


(けっきょく開き直れないのが私だ)


 針の穴をとおすような反撃カウンターも狙えたはず。けれど奇跡のようなこの拮抗きっこうを一瞬にして失うリスクをどうしてもとれなくて。


「マリア! ッうおおおお!」

(ば……っ!?)


 指示をまたず持ち場も放棄ほうきして救出に駆けだしたヨンに呆然ぼうぜん。たった今まとめた作戦では彼にはウーナと替わって四夏を援護してもらうつもりで。


(左翼がガラ空きになっちゃうでしょうが! アレクサンドル選手だってフリーに……?)


 いきなりヨンが抜ければ流霞ルウシアが2vs1を強いられることになるはずで。最悪を覚悟して見た戦況はしかし予想とちがっています。

 いきなり背を向けられた相手は当然、ヨンと彼が目指すマリアに視線をうばわれたことでしょう。事実、盾の横から見えたのはそんな位置関係。けれど。


「やるぞ、ウーナ!」

「ええい~!」


 瞬間、相手騎士のまったく意識外からぶち込まれる落石のごとき一撃。

 よこっ面を斧槍ハルバードで殴られた騎士が糸が切れた人形のように昏倒。突っ込んだのはトドメをさしおえ左翼大外にいたウーナ。


 ――ピレネーの山津波やまつなみとのちに語られるビッグプレー。

 その起点となったのは〈逃走と突撃エスケープ&オンラッシュ〉と呼ばれる歩兵のコンビネーション。一方の移動に気を取られた敵の側面をもう一方の味方がつく入れ替わりざまの一撃。


(あの一瞬でアイコンタクトもなしに……どうして?)


 少しでも気取けどられれば例え死角からであろうとダメージに備えられてしまうもの。打ち合わせもなくその連携を狙ってできるコンビはエスパーか、あるいは。


(……バカだなあ、本当)


 どうしてそうまで誰かを盲信できるだろうと、やり場のない疎外感に目を細めるマリア。自分にまたがっていた騎士がヨンの体当たりでもろともに転がり。ウーナはまっすぐに最奥のアレクサンドル選手へと突撃します。


「おらッ、こんの野郎、よし! マリア、死んでないな!? 立て!」


 もみあいダガーで敵を制したヨンが立ち上がって手を差し伸べ。はっとしてそれを掴めば。


「そうだ、まだやれる!」

(ぐ)


 ああもう、と。不覚にも跳ねたハートをなだめつけて冷静に、その上に彼らを真似たがむしゃらな仮面をかぶって笑います。


「オーライ、勝つわよ、さっさと行く!」

「おう!」


 恥ずかしげもなく、せめて今だけは仮面が本物になるようにと。


(私だって――!)


 離れたなら追いかける。それが頼ってくれた友達へのせめてもの義理。誰しもに個別の騎士道が認められるというなら、これこそをマリア・サモーラの信条に定めようと。


 目指すは敵軍主将アレクサンドル。道を塞ぐただ一人の敵歩兵はヨン、マリア、流霞の同時攻撃にひとたまりもなく。

 ゆえにいわく、ピレネーの山津波。大祖国ウクライナ歩兵隊を破った起死回生の電撃戦。


「4対1! だっ!!」




 

 アレクサンドル選手の背中が衝突の勢いで大きくもり上がります。

 ザリザリと地面をかんだプレートブーツが深いみぞを掘って四夏の間際まぎわまで後退。

 突撃したウーナは腕をからめられるより先に密接した体を離していました。


「やぁ~あっ!」


 さらに間をおかずの連打。長身のアレクサンドル選手すら見越すような高さから繰り出される斧槍ハルバードは、一撃の重みがパティの〔竜殺し〕に匹敵しかねないほど。


(手加減されてたのは、わたしの方?)


 砂塵うずまく光景に四夏は喉をならします。

 気遣いがちなウーナのこと。放浪者たちの島アダ ツィンガリアでの練習では力をセーブしていたはず。四夏を万に一つも壊してしまうことのないように。


(でも――)


 全開となったウーナのパワーはまさに必殺。しかしその全てはアレクサンドル選手から皮一枚はずれた空を切るのみ。一合ごとに切り結ぶ剣の音は缶切りを十倍耳ざわりにしたよりまだ禍々まがまがしいというのに。

 どうして。


「……ぁ」


 死体となって傍目はためにみる今だからこそ出た答え。アレクサンドル選手の不可知の剣の正体。


(円が小さいんだ、すごく)


 両手首のねじりから放たれるのがロングソードの斬撃。その軌跡のえがく円弧サークルが大きいほど高威力で小さいほど鋭い技となるといわれます。アレクサンドル選手のそれは最低限にして最短距離をなぞるもの。


(離れてみても直前までわかんない)


 その鋭さに加えて技を出す予備動作や力の溜めがほぼ見えない速度特化ぶり。

 さらにそのうえ。


「っはあ、っ、ふ! うぅんっ!」


 ウーナの剛撃は外側へはじかれ、上がっていくのは彼女の吐息のみ。


(どうして強い攻撃にあんな小さい円で対抗できる……?)


 四夏がその秘密へ目を凝らすより速く。ウーナの切り上げがアレクサンドル選手の円弧サークルに巻き込まれ。


「うっ!?」


 伸びあがったウーナの体幹をかちあげるような低空タックル。倒されまいとアレクサンドル選手へしがみついたウーナの腕を今度は引き落としての回転投げ。

 横て身投げ。長身ゆえの重心の高さを逆手にとったあざやかさ。

 ともに地面へ転がったアレクサンドル選手は即座におおいかぶさってのダガー。判定ランプが点灯するも彼はすぐに跳ね起きようとして。


「お、ら、アアアッ!」


 突きこまれたヨンの槍にそのわき下を押さえられます。ほぼ同時に仕掛けるのは盾を大きく前に構えたマリア。さらに後ろには流霞がつづきます。

 三人がかりでフォールしてその技を封じる一斉攻撃。けれど。


「っお、ウオ、オオオオッ!」


 獣のような咆哮ほうこうとともにヨンの槍が太い腕と脇に挟まれ固定。地面に突き立ったそれを支柱のように使ってアレクサンドル選手はマリアの盾の横から脱出していました。


「なっ、ぐあッ!?」


 さらに驚くべきことに彼はそのまま槍をり。腕と腹斜筋ふくしゃきんのみで下半身を持ち上げ、槍をもつヨンの手首へナタで枝を払うようなプレートブーツキック。たまらず武器を落としたヨンに立ち上がりざまの体当たりをみまうと背後の流霞にぶつけるように吹き飛ばします。

 つづけ、直前にヨンの腰から抜き取ったダガーを背後に構え。まさに叩きつけられようとしていたマリアのメイスを防御。質量差から剣身はぐにゃりと曲がりますが十分でした。頭ではなく肩に着弾したそれを力ずくでねじり取り。


「ぐっ、まだぁッ!」


 悲鳴のようなマリアの絶叫。げたダガーの柄頭ポンメルを握った手首をアレクサンドル選手がつ、と押さえ。


「こ、のぉ!」


 大ぶりの盾によるシールドパンチをかわして潜り込みざま、短くかたく突き上げるアッパーカット。跳ねて上を向いたマリアのヘルムが、そのまま力なくグランドへとくずおれます。


「ヨン兄さま、私の剣をつかってください!」

「任せろ! てめええええッ!」


 背後ではもつれあっての転倒から復帰したヨンがからくも武器喪失ディスアームの判定をのがれ。アレクサンドルもまたフォールを抜ける際手放てばなした己の剣をひろって迎え撃ちます。


「今です!」


 ピタリと歩調を合わせたヨンと流霞はアレクサンドル選手の目前で左右へ。腕をムチのようにしならせたヨンの喉切りをロングソードが一刀に叩き落とすと。


「む……!」


 膝裏ひざうらに重い衝撃。流霞が三日月みかづき型の盾の内側でひっかけるように足を刈りにきていました。

 かしぐ上半身。全身の速筋を全力稼働させてもうすぐ一分。無酸素運動の限界といわれる三十秒たいはとうに過ぎています。

 ひざを着くアレクサンドル選手。目線の高さを合わせられ、ダガーをふりかぶった流霞がビクリと硬直。


「あれ。ぁ、しまっ」


 もし彼が耐えて踏ん張っていたならば内もも、脇下など隙はあったでしょう。しかし膝立ちとはいえ正対すればプレートメイルの防御をうことなどそうそう出来るものではなく。互いに半端な姿勢からとびついたアレクサンドル選手は剣を間にかませて流霞の上半身を抑え込むと差し込まれたダガーを捻り返してその喉元を突きます。


 その刹那。


「っ」


 ふりむいた頭上には、しなるほどの加速で叩きつけられる槍の長柄ながえ


「潰れろッ巨鬼ギガース!」


 パァアンッ!


 砂煙に隠れて四夏からはぼんやりとしか二人の姿は見えません。膝を着き見上げるアレクサンドル選手と、それを打ちすえた格好のヨン。


「……なるほど。最初から狙いはか」

「……あぁ、ははっ。なんだよそれ、ちっくしょう」


 その両手には真ん中で折れ果てた槍。

 しなるほどの細い柄は取り回しと弾力にすぐれるかわり、耐久性が犠牲になるのは当然のこと。ましてやあんな、大人一人をぶらさげるような想定外の使われ方をすれば。


『――武器喪失ディスアーム!』


 審判ジャッジの黄旗があがります。

 すなわちそれは戦いの終わり。たった一人の騎士が山津波やまつなみとまみえ勝利した伝説の誕生。


 毅然きぜんと立ちあがったアレクサンドル選手に万雷ばんらいの拍手がふりそそぎます。それはもちろん、彼とそのチームメイトのみに向けられたものであるはずがなく。


「ぐすっ、っふ、あ゛ぁ~~っすっごく、たはぁっ楽しかった……ぁ~っ」

「…………んっ、ずすっ、強いね、流石に」


 大の字とうつぶせで倒れたウーナとマリアが言い合うと、四夏にも熱いものがこみ上げてきます。

 少し離れた決着の場ではその主役となった男二人が握手をかわし。


「立つときに手くらい貸させてくださいよ、ったく」

「……そうか。すまない、意地が先に立った」

「……っはは!」


 その答えをヨンは心底満足げに笑いとばすと。


「気にしないでください。応援します、決勝まで」

「――あぁ、改めて礼を言おう。やっと俺たちは呪いを断ち切れる」

「……?」


 真意を問うようなヨンの視線には答えずアレクサンドル選手は整列に向かいます。その行く手のさらに先、退場ゲートに待つのはジャマル選手と。





「よう英雄様、うまくやったな」


 フィールドを出た直後、すごすごとキャンプへ向かうアレクサンドル以外のメンバーたちに変わって迎えたのはジャマルと他三人の騎士。彼らはいずれも去年、ともに大会を戦い辛酸を味わった仲間。


「これで推薦すいせん組とやらのけの皮もはがれたってワケだ。あれだけやられりゃ総入れ替えしたって偉い方はなんにも言えまいさ」

「うまく、というのは適切じゃない。力を尽くし強い方が勝った、それだけだ」

「ヒュウ、言うねぇ」


 上機嫌にその肩を叩くジャマルと対照的に、アレクサンドルは内面へ沈むようにぶつぶつと。


「最初のラッシュにはもっと早く対処できた、フラッグを奪わせることはなかった、二本目の猟兵は無視させるべきだった、前線の連携を……」

「あーあー、そういうの後にしろって。そういうとこだぜリーダー」

「――五秒、盗まれた」

「あん?」


 最後にぽつりとつぶやいたその言葉にジャマルが片眉を上げ。


「二人目の猟兵をあと数秒早く無力化できたなら。いや、武器喪失ディスアームの判定をまたず前線に向かっていたならあの窮地はありえなかった」

「アイツか。そういやお前がマウントを返されるなんて珍しいこともあるってよ……おいまさか、去年の決勝以来ってこたぁねえよな?」


 アレクサンドルは答えず、今や戦闘の残滓なごりをすすがれたフィールドを見やると。


「楽しかった、か」


 先ほどまでの強敵の言葉を反芻はんすうします。

 それがよほど珍しかったのか、他四人は顔を見合わせました。


「ふん、ま、いいさ。これで俺たちは戦場に戻れる。“大”でも“祖国”でもないただの、最強の【チームウクライナ】としてな」





 会場の端の、訓練場所トレーニングエリア

 馬の放牧地からもほど近い、巻きわらのマトが並ぶ矢場で青年が一人、弓を引き絞っています。

 かたわらには拳を手のひらで包む礼をとった流霞。


「……もういいです?」


 びょうと弓が逆さにしなり、飛んでいく鷲羽の矢。その矢じりはマトの端をけずり取って後ろの木枠へがつん。


「……」


 青年は大きなため息とともに振り向きました。切れ長の目と高い頬骨が精悍せいかんな、三国志の武将のような布と金びょうの鎧姿。


「気が乱れた、話しかけるなと言ったはずだ」

「ごめんなさいリーダー李豪リーハオ


 悪びれもせず小首をかしげた流霞に青年は眉根まゆねを寄せ。


「いい、それより報告を聞かせろ。チームウクライナは?」

「強いです。それはもうすっごく、やたらめったらに」

「…………おい、それが進んで偵察スカウトにいった奴の言葉か?」

「どうせメンバー替わるんですよ、次からたぶん。それより一緒に助っ人に入った日本選手が格好良くてですね!」

「待て待て待て」


 ひたいに手を当てた青年は弓を麻袋あさぶくろにしまうと。


「もう一人の助っ人はフランス人のハズじゃ……日本、日本だと?」


 袋から分厚いノートを取り出しそれをばらばらとめくります。指はトーナメント表のページで止まり。


「詳しく聞かせろ」

「はいリーダー李豪リーハオ。名は瀬戸四夏、身長は178から180。ポジションは見た限りでは歩兵と猟兵。スピードより打たれ強さの選手ですが、相手の先を読むことで速さをおぎなっています。かなりの聴勁です」

聴勁ちょうけいか」


 青年は長い黒髪をねじりながら考え込むしぐさ。

 古くは太極拳たいきょくけんの奥義にその名をみる、いわゆる“感知”の力。達人ともなれば相手の心の動きを読み取り、戦意をそぐことすらできると言われるもの。


「お前の聴勁それとどっちが上だ?」


 聞いた青年に流霞はふんと胸を張ると。


「リーダー李豪リーハオ、上とか下とかじゃないんですよ。四夏姐さまはもっとこう純粋でまっすぐで、そう、頑張っているからスゴイんです!」


 食ってかかる流霞を青年はわかったわかったとなだめすかして。


「ならもし当たったときのマッチアップはお前を候補に入れる。アメリカ相手ならあっちに偵察に行った徐然シュランだ」

「約束ですよ! わたし、せっかくガマンして帰ってきたんですから!」

「いいだろう、ただし。見てきた相手の所感ビジョンに叩き込む必殺をシュミレーションしろ」


 台に脱いであった虎頭の兜をかぶり、その赤髭をひとしごきしてノートを閉じます。


「我々中国はアーマードバトルにおいて新参だ。だがすぐに追いつく。人口も、資本も。まずは情報だ、圧倒的情報戦で俺たちがその火付け役になるのだ!」

「ですねですね。リーダー李豪リーハオ

「お前ッ語呂が面白くてワザとそう呼んでいるだろうッ?」


 しかつめらしい青年から顔をそむけると、流霞は曇りかけた空を見上げ。


(外しませんよ。だって貴女はまだハズですから。ね、四夏姐サマ)


 天幕に立てかけた盾をひろうと、クルリとそれを弄びました。

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