第2話 宇宙都市リベルタ
私は気づけば、いろんな所に居た。
自分が意図していないうちに、何故か何も知らないところへと移動しているから。
国も、言葉も分からぬままそこで数日を過し寝て起きたら別の場所に居る。
それが私の常。
それが私の日常。
だから、ここに来た時に驚いた。
ここの言葉を私が理解出来たから。
ここの言葉を話せたから。
そして、ここで彼らの音を聞いたのだ。
デストピア
彼らの紡ぐ音は、私に初めての涙をもたらした。
何故涙が流れたのかは、分からない。
けれど、曲を聴いて唐突に胸に響く祈りと願い。
それを紡ぐ言葉と音楽。
気付けば私は泣きながら、唄っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます