恋と悪魔

小鳥遊 夏樹

プロローグ


「何が一緒にいようだよ!!!クソッタレじゃねぇか!!!」


 そう怒鳴り散らして物に八つ当たりして無関係な他人にまで当たって挙句、毛嫌いしてきたリスカにまで手を出す。


 ──初めての恋だったから。


 なんて、そんなわかりやすくて安い理由じゃない。ことを辿ればもっと昔、きっと最初、歯車の回り始めたあの時から全てが間違っていた。そう気づいてしまったから。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る