くだらない話で世界を回せ！

オトメゲームは食べれますか？ ～オトメゲーム入門書～

「最近ネットでうるさいけどさぁ！！　そもそも存在自体知らねーよ！！」

　そう心の中でシャウトされている方はいらっしゃいますか？　恥ずかしがらずに。

「実は……よく知らないんだよね」

　そういった方は、案外少なくないんじゃない？　そう、梅津は考えるのです。

　それには明確な根拠があるのですが、追々語るとして、今はまずは基本的な事から話していきましょうか。

　◇

　あらかじめ言っておきます。

　前文でも述べている通り、あくまで自分は〝オトメゲ―ム〟について大まかに解説するので、〝BLゲーム〟はこの先で供述（きょうじゅつ）しません。というか、できません。

　自分は腐でない人なんで……その、そういうゲーム自体、触れたことがありません、ハイ。

　なので、「〝BLゲー〟紹介しないのかよ！」と、ガッカリさせてしまったのならすみません。勘弁（かんべん）してください。許してー。

　「違いがわからん」という方は、以下に注釈（ちゅうしゃく）を付けました。

※〝オトメゲ―ム〟：主人公が女で、周囲の魅力的なイケメンズを恋に落とすゲーム。セロＢ（12歳以上）がほとんど。

※〝BLゲーム〟：主人公が男で、同じく周囲の魅力的なイケメンズを恋に落とすゲーム。セロC（15歳以上）が大体。

　ちなみに〝BLゲーム〟はオブラートに少年育成ゲームと称することが多いみたいです。

　以前はオトメゲームというものは〝BLゲーム〟をさしていたのですが、1994年に「アンジェリーク」という〝オトメゲーム〟が発売されて認識が変わったようです。

　とはいえ、今も勘違（かんちが）いする方がいるのも事実。

　ですが昔よりかは、オトメゲームが広く知られるようになったのではないかと思います。

　その一因は間違いなく、悪役令嬢が主役の異世界転生ネット小説にあるでしょう。

　オトメゲームは略して「オトゲー」というのですが、昔はオトゲーと言っても通じません。

　ほぼ99％の確率で、「音（おと）ゲー？」と聞き返されます。「ポップンミュージック」や「太鼓の達人」と勘違（かんちが）いされてしまいます。

　リズム感のない梅津には、難易度の高いゲーム達です。どうやったら「ペルソナ５　Dancing Star Night」を全クリできますか！？　誰か助けてください！！

　……コホン。取り乱しました、すみません。

　◇

　あとは、セロごとの目安について説明をしましたら、今回は締めさせていただきます。

※〝全年齢対象〟：１１歳以下の小学生にも優しいソフト。手をつなぐとか、恋愛感情あるかないかの甘酸っぱい感じの内容。

※〝セロＢ〟：年齢対象が１２歳以上のソフト。恋愛感情アリアリで、キスがゴールの内容です。少女マンガみたいな、一般的な恋愛基準です。

※〝セロＣ〟：年齢対象が15歳以上のソフト。キスは当たり前で、セリフで主人公とイケメンが大人の階段登ったのがわかる内容。もしくはスプラッタな展開をふくむ製品。

※〝セロＤ〟：年齢対象が１７歳以上という制限年齢がビミョ～のソフト。セロＣにエロサが増したのがこれ。キスシーンでは濃厚な音とか入ってます。

※〝１８禁〟：文字通り、１８歳未満がゲームしちゃいけないソフト。ＣＧに夜の営みシーンがばっちり描かれているソフト。つまり、モザイクいっぱいです。そのゲームサイトとか、自主規制の嵐です。

　PS VITAなどの、一般的な市販されているソフトはセロB・Cが一般的です。

　18禁はパソコンが主流。

　今はPSでソフトが手に入りますが、昔はパソコンが主な市場でした。ちなみにそのせいで昔、とあるソフトはパソコン自体をクラッシュさせるという多大なるバグをバラまいてしまった事件が起こったりするわけですが……。

　時代の変化はすごいですね。科学ってスゲー。

　次回は、オトメゲームでの「あるあるな勘違い」を語りたいと思います。

　更新は明日か、明後日の予定です。