第2話 根底のもの
相談員との面談で、深い話が私から出てきました。
希死念慮が始まったのは発病した十代からでした。
まず私は病気になり、入院して家族に心配をかけた自分を深く責めていました。
それ以前、異様に成績の良い姉と周りに比べられ、いつも、いつも以上の自分じゃないといけない、と思うようになっていました。
私の希死念慮の根底にはこの二つの思いが存在するようです。
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