人は本当に彼女らの「フレンズ」になれるのか。

ヒトが「人間として生きる」ために動物に課している業と、人間のために利用される存在であった「家畜」。

そしてヒトの形こそしているが、人ならざる存在である「アニマルガール」と、人間社会を構成し、まさにその利益を享受して生きる存在である「飼育員」。

「人間の業」を知った「アニマルガール」は、自身の良き隣人として振る舞う「ヒト」に何を思うのか。

「人間の業」から生まれる益を享受する側の「飼育員」は、「アニマルガール」たちとどう向き合うのか。

葛藤と、苦悩と、すれ違いと。
アニメとは違う切り出し方で、ヒトとアニマルガールは、ヒトの大罪を知ってなお、本当に「フレンズ」になれるか?を描く。

心に残る作品である。