第15話 地獄への道は環境ゴミで舗装されている(2019-12-3)
やってきました、噂の現場!
今日は、児童虐待で有名な、賽の河原に来ています。
噂通り、子供達が「石」を積んでいますね。
なんか、思ったよりカラフルですが。
え?石じゃ無い?
ゴミに混じってプラスチックのブロックなどが混じっていて、それでカラフルなオブジェを作るのが流行っているんですって。
それにしても、話では怖い鬼たちが積むそばから金棒で崩していくという話ですが、その鬼たちが見当たりませんね・・・
あ。向こうの方に、大きな石に腰掛けている鬼さんを見つけました。
すみませ〜ん!お話、いいですか〜?
なんか、鬼っていうと怖いイメージがあったんですが、この方は怖く無いですね。
というより、元気が無いというか覇気がないというか・・・
あ。そういえば、鬼といったら金棒じゃ無いですか?
それが無いんですよ。
金棒、どうしちゃったんですか?
え?いたずらっ子に取られちゃったんですか?
どこからか瞬間接着剤持ってきて、塗りたくってたものだから、石の山を突き崩そうとしたら金棒がくっついちゃって?
あぁ、確かに、向こうに見える石山、不自然に棒みたいなのが突き出しているように見えますが、あれですか。
え?近頃は石山も接着剤で塗り固められちゃってるから、崩そうとしても崩せないんですって。
それで鬼さんたちもやる気が無くなっちゃってるんですかぁ。
***
恐怖に対する防御反応、とでも言うのか、「怖い」ものに対しても親しみやすい話とかありますよね。
すりこぎ閻魔とか・・・なんだったかな?題名忘れたけど落語にもそんなようなのがあったような。
細かい話は忘れたけど、地獄を鍛冶屋とかそういった職業集団が制覇していく話とかも何かで読んだ覚えがあります。
血の池地獄なんかは船大工が船作って渡って行っちゃうとか。
今のコロナ騒動もそのうちそういう話が出てくるのかな。
今書いてしまうと「不謹慎」と言われてしまいそうですが。
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