第21話 月の話(2020-06-14)
むかし、神様が1年のそれぞれの月を決めようとした時のおはなし。
それぞれに、動物を守護者として当てて、月の名前を決めようとしたのです。
「明日の朝、うちの門を通ったものの順番で月の名前を決めようと思う。」
という事で、動物たちは、ぞろぞろと神様の家まで歩き始めたのです。
先頭を歩く、というか飛んでいたのはカエルでした。
ぴょんこぴょんこ飛ぶカエルはみんなよりも早く進んでいます。
「おい!ちょっとまて!」
と、他の動物たちはカエルを追いかけますが、なかなか追いつけません。
ところで、その頃、世界の果てでは、なんだか力自慢の男たちが力比べをしていました。
トールだか知らないけどひょっとしたらそんな名前だったかもしれません。
力自慢の男は、蛇のしっぽを抱きかかえると、ぐるぐると振り回して彼方に投げ飛ばしてしまったのです。
「へっへっへー。俺が一番かな。」
ぴょんこぴょんこ進んでいたカエルが神様の家の近くまで来た時
「ん?あれはなんだ?」
大きな口を開けたへびが飛んできたのです。
思わず固まったカエル。
いや、死に物狂いで飛んで逃げたので、なんとか食べられないですんだんですけど。
そうして神様の家の門に、へびが突っ込んでしまったのです。
「へびさん、早くどいてくれないか?」
ですが、へびはとても長くて、なかなか通り過ぎる事が出来ませんでした。
神様も見ているのに飽きてきました。
そういうわけで、蛇の12の節をそれぞれの月の名前にしたのです。
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
うん。味気ないですね。
ところで、この時の出来事がトラウマになってカエルさんは、蛇に睨まれると固まるようになったんですね。
めでたしめでたし。
――――――
なんとなく思いついた話。
うん。アホな話は書いてて楽しいな。
ちなみに、蛇に12節あるとかそういう話は無い模様。
ここらへんを作り込むなら、そういう蛇を
思いつきをだらだら流して話になるといいんですけどね。
ただ自分の思いつきを話にしようとしても、なんだか自分の独りよがり(?)な感じがするので、ついついそれっぽい話が無いか?とか、探しちゃうんですよね。
で、そうすると「あ。この話に似ているとなると、ここの筋はこちらに合わせて・・・」などとやっているうちに、色々と矛盾が出たり、おかしいと思う所が出てきて、「とりあえず、下書きにしておこう。」となって、最終的には、お蔵入り。
そんなのが溜まりに溜まってるので少しづつ整理しなくては・・・
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