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車のトラブル
小さい会社になるとベテランさんと、気に入られている運転手は、新車から新車で、1年から2年のサイクルでのりかえていく。
小さい会社は車がたくさんあまっている。新車から2年から3年は、乗り心地が良くて当たり前、トラブルはない。持ち主のある車は管理されているのでトラブルはない。新人や、会社から、いじめられている運転手は4年から5年目の持ち主のない、古い車を毎日スペアで、日替わりで、のっていく。持ち主のいない車は、誰も面倒見る人などいない。
トラブルはよくおきる。
ブレーキがきかない
吉祥寺に、毎朝、通称よこはま君がいる。
ぼくが右と言ったら右、左と言ったら左、環8をすり抜けて、運転手を飛ばさせ、井の頭→環8→第三→よこはま新道 よこはま公園まで行くらしい。ある朝、ぼくはよこはま君をのせた。ぼろい車、昨日定期点検をして、デスクローターパッドを交換したそうなんだが、少し足回りから音なりが少々していた。よこはま君を乗せ、しばらくして、この車大丈夫と言われた。昨日、定期したばかり、運行前点検をしたばかりとぼくは説明した。
環8、田園調布Pをさしかかるとブレーキはスカスカ、ブレーキがきかない。よこはま君はそこで降りてしまった。ほかの車を、代わりに手を上げ、止めてあげ、ほかの車で行ってしまった。
会社にTelいれると、走って帰ってきてと言われ、むかえにきてもらえず、10~20キロで裏道を走りサイドブレーキとエンジンを使い車庫に4時間かけて戻った。
あれ、昨日みたんだけどねと言われ、デスクローターが壊れていた。
車は、トラブルだらけだった。
・夏、お客様を乗せていたら、突然エアコンから熱風が出た。エアコンが壊れた。
・オートユミーションが壊れ、点火、コイル、プラグコートが悪く、エンジン、車がブルブル震え、のりごごこちがわるく、こわれて車庫に戻ったこともあった。
ブレーキがきかないというと、タクシーはブレーキはきかないものだとばかな工場長が言った。
ブレーキコードの調節、デスクローターをサンダで削ったり、調節もしてくれなかった。
川崎の750にのっている。兄ちゃんは腕がいい。でぶの兄ちゃんと、じいさんの工場長はつかいもんにならなかった。
夜中、うめやしきで、商店街の中、車がとまり、もどれないこともあった。
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