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6年前からはじめたタクシー家業、はじめたころ、バブルははじけていた。タクシーが稼げないと、ハイヤーをやっている。人おかかいで、杉並区役所の区長さんのドライバーを派遣でやっている人を、客として乗せたことがあった。8万→7万→6万→5万、もうだめだねと話してくれた。でも、そのころ、努力すれば、稼ぐことができた。

新人でも、昼間、1万しかできなくても、夜、3万から4万できた。

でも、今年になってもう、だめだなと思えるようになった。

都知事さんの仕事で、新宿のまち浄化作戦にて、待ちは平和にはなった。でも、お店もつぶれ。お客も少なくなった。新宿に入れば稼ぐことができた。池袋、終電の頃、お客様がたくさんいたが、バスの深夜バスが増えて、お客もいなくなった。

このごろは稼げない、もう生活は、難しい。


H21.8月



個人的に家庭の中で、子供の非行で、妻も私もH21.8月、疲れていた。すべておわり。つかれがでていた。

私は、けんかしたあと、身体が震えるように力がはいらず、かるい、ふるえ、夜も眠れない日々、昔の心臓がぶりかえし、悪くなった。仕事を、一ヶ月、休みをもらった。

気分転換に、何かやろうと思っても、手がつかない。仕事の疲れ家庭の疲れ、それぞれでていた。

休みが終わったら、また、タクシーに戻りたい。思いっきり、走りたい。




東京もくるしい。


東京は、まだ、大阪にはならない。

まだ、いける。6年前そう思っていた。

東京も、ずいぶん、車も会社も増えたと思えるようになった。お客様もずいぶん減った。

そんな景気の悪いH21

まだ、何年か、悪そうだな?




H21.8.18 読売新聞、多摩地区版、タクシーの記事が載っていた。リストラ倒産仕事を失い、タクシーにつく。仕事はあっても、かせげない。生活もできない。でもこれは、タクシーも同じ。自民党の麻生さんは、TVで、日本の経済は全治3年と言っていた。3年も家の経済はもたない。

タクシーでは食っていけない、H21.3月頃から、朝の通勤の客は減り、昼の東京、新橋、品川の営業の外回りの客も減った。夕方の営業は少し苦しいがなんとかでてくれる。でも少し、つらくなってきた。

時間、ポイント、場所はお客が少なくなったことを車(タクシー)が増えたこと、で、昼の字収も減るようになり、昼の貯金(字収)が少なくなり、1ころ、2ころで、夜に突入、9時すぎで六本木、赤坂に入っても、お客が出ず、3時待ち、つけまち、客も出ず、タクシーだらけになる。

そして、3ころ、4万にもならず、ロングもお客様を拾えず、車庫に戻り、ゴメンナサイして会社に帰る日々が、このところ半年だ。


H21.8、おわりごろ。

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