タクシーブルース

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もうすでにバブルがはじけて4～5年ぐらいたつ。

管理職は元ＫＭの管理職はリストラされ、この会社に来た人ばかりだった。元ＫＭの管理職の人たちはきびしかった。

朝早く、でなさい、遅くまでやってきなさい。1日300キロ以上、売り上げのノルマはない、走行300キロ以下の場合ペナルティーで歩合が下がる。帰りに首都高や、甲州街道にて、空走りして走行を増やそうとして、事故を起こす人もたまにはいる。

ひる1時間、夕方1時間、あおたん前に1時間休むと、なんだこのタコはと怒られる。

きれいに、タコに、ひまわりの花を咲かせなさいとおこられた。きれいに走ると、きれいなひまわりの花が咲いたとほめられた。

うちはダブルＡだから、いくら遅くまで働いてもいい。紙きれ1枚書けばいいといわれ、2時車で4時以降7～8まで働いた分のえいしゅうを、基準外残業を同率こうじょうという名前で、ペナルティーで、会社にとられた。

それを教えてくれたのは会社を辞めてからだ。働いているときはタクシーの給料計算は難しいんだよねと、うめいか長は、濁しながら教えてくれなかった。

タクシーに4ぶ6く協定がある。あけばん会にて、うちは11働いたら5、12出たら6、一生懸命働いても給料計算が合わない。

辞めてから教えてくれたのは、11は5で、12回目の１乗務だけが6だと教えてくれた。ボーナスは積み立てのようなものでつみたてでないから、ボーナスの一ヶ月前に辞めたが、最後の分はもらえなかった。