おもちゃと私

たくさんのうれしさにあふれていて

どこか気分屋で

たやすく裏切れる箱の中に住んでいる


子供みたいな大人のあふれる町は

大人を軽蔑していて

大人になることをあきらめるのは

きっと私が弱いから


大人になる意味なんて

あるのかなって思ったとき

私は人を思っていないことに気づく


たしかにそこにあっても

代わりのものがたくさんあるせいで

なんだかおもちゃにでもなった気分です


おもちゃを捨てて大人になろうとした時

私はどれだけ子供のまま

大人を汚してきたかに気づく


きっと大人になるって言うことは

無邪気な好奇心を捨てて

人を裏切らないだけのつまらない私に

なることなんだと思う


孤独とは誰も知らない

あの星へ

向かうようなものなんだと知ったのです



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