一ノ瀬父娘は普通じゃない
あも
プロローグ
幽霊、神、妖怪─────。
そんなものは信じないという人も多いのではないのだろうか。
いる、ということは証明できない。
だが、いない、ということも証明できない。まあ、そんなことはどうでもいいのだが。
ん?ああ。突然こんな話をされても困るな。すまない。だが、これから話す上で大切なことなんだ。
兎に角、信じるか信じないかはお前次第と言うわけだ。...どこかで聞いたことがあるような台詞だった気がするが....まあ、良いか。
本当か嘘かを判断するのはお前だ。嘘だと思うなら出ていけばいい。俺には引き止める理由はないからな。
つまり、何が言いたいかというと俺にはそういうものが視える。
...ああ。まあ、そういう反応だよな。いつから?さてね、いつからだったかな。物心ついたときからもう視えていたからな。
何でこんな話をお前にするか?それはお前がここで暮らす上で知っとかねぇとならないからだよ。ここで暮らしてりゃ、嫌でもそういうものと関わることになる。お前、そもそも霊感は弱くないからな。いつか目覚めるぞ。だから話しておこうと思ってな。
どうする?決めるのはお前だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます