第5話居場所

私だけの居場所がほしい。

学校では、友達があまりいないし、家でも居場所がない。

ぼーっとしているとさとるくんが声をかけてきた。

「何してんのお前。」

「ん〜何でもない。」

話しても意味ないだろし。

ジーッとさとるくんの顔を見ているとあっ、顔赤くなった((笑))

いつの間にかニタニタ一人で笑っていた。

「お前、人の顔見ながらその顔やめろ。」

「えっ、どんな顔してた私っ!」

顔に出やすい⋯。

だから周りは私から離れてく。

「ごっごめん。

私顔に出やすいから嫌われやすいんだょね⋯」


「俺は嫌わないから安心しろ。」

さらっとそんな事を言ってくれたさとるくん。

「ねぇ⋯さとるって呼び捨てにしていい?」


「いいよ別に。」


「ありがとうっ。さとる‼」

何故か、俺は嫌わないと言ってくれたさとるは優しい人だと思った。

今までそんな事を話す事は愚か言ってくれる人もいなかった。



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