第2話可愛すぎます
何日かたってあいちゃんが、
「お姉ちゃん一緒に遊ぼっ!」
ニコニコしながらあどけない言葉でそう言ってきた。
「うん、いいよっ。」
可愛すぎて断る理由もないっ‼
「あいちゃんは何歳?」
「あいね、3しゃいっ!」
手で3を出して答えてくれた。
私はあまりの可愛さに胸キュンだった。
「お姉ちゃん、カワイイね!」
あいちゃんはニコニコそう言ってくれた。
まるで癒やしの天使をみてるみたいだった。
「フフ⋯ありがとうあいちゃん‼」
「でも、あいちゃんのが可愛いからねっ!」
可愛いすぎて思わずハグしてしまった。
ヤバいなぜこんなにも可愛いのだろ‼
私は、ニヤニヤが止まらなかった。
ふとっ、視線が感じた。
周りをキョロキョロみてみるとこっちをジッと見てる人がいた。
「あいちゃん⋯お兄ちゃんさっきからこっち見てるよ⋯」
私がそう言うとあいちゃんが二階の部屋を見上げて
「あっ、兄ちゃん!」
あぁ〜、あいちゃんはお兄ちゃん大好きなんだなぁなんて思いながら私もそちらを見た。
⋯ん?
なぜ私を見てるのだ??
あきらかにあいちゃんではなく私を見ていたのだっ⋯!?
あっ、そっかもしかして私たちと遊びたいんだなっ!!
「あっ⋯えっと⋯さとるくんも遊ぶ?」
「兄ちゃんも遊ぼっ‼」
あいちゃんのニコニコスマイル。
「お前、よくあいと遊んでられるな〜」
お前呼ばわりかいっ!!
「お前じゃなくて詩音っ‼」
「兄ちゃん、しーちゃんだよ!」
あいちゃん可愛すぎ‼
「お前いくつ?」
うん、何言ってもお前なんだね⋯(泣)
「16だょ?」
「ふーん、じゃ俺のが上だな。」
えっ、私とおんなじくらいにみえるけど?
ジーッとさとるくんをみていると
あいちゃんの思わぬ一言で私もさとるくんもポカーンってなった。
「しーちゃん、兄ちゃん好き?」
目をクリクリさせながらなんて事を!
「う〜ん、そうだねお姉ちゃんあいちゃんのお兄ちゃん好きだよ。」
あいちゃん嬉しそうな顔をしてニコニコしていた。
「お前⋯バカ?」
さとるくんの一言で目が冷めた!
「あいちゃん、やっぱりお兄ちゃんの事好きって言うのは冗談!」
「えっ⋯、しーちゃん兄ちゃん嫌い⋯?」
きゃ〜あいちゃんそんなに見つめないでぇ〜
「大丈夫っ!!あいちゃんの事は大好き!」
とりあえずニコニコが戻ったあいちゃん。
「あい〜ご飯だからお姉ちゃんにまたねしなさい〜。」
ナイスおばさん!!
「あいちゃんまた遊ぼうね〜」
「うんっ!」
私も家に入ろ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます