心の翼



心の翼がぶつかりあい羽音が耳障りな時がある

心の声がぶつかりあい声音が差し障る時がある


どちらかが折れなきゃ飛べないのか

どちらかが降りなきゃ歌えないのか


風は吹いてる

逆風か追い風か

風は吹いてる

暴風かそよ風か


外からしか見てない人はあれこれ得意気に言う

わかり得たように講釈を垂れる


その場所に居るなら心の翼は誰にもあたらない

軽く軽く羽ばたけるだろう



皆が皆望みの空へいけるならば

どんな苦しみも軽い

誰が地べたを這いずるのだろう


飛び立つ空は今遠く

降り立つ陸は程遠く


私は何処を飛んでいるのだろう

私はなにを歌っているのだろう



痛みよ

今こそ力になりなさい

痛みを知る私は癒す術を知るもの

治れ翼よ更に強くなれ

傷ついた翼は強さの証

私は信じる

みずからのつばさを


みずからのつばさでゆけることを

ひとりひとりとびたてるそのひを

私は信じる

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