応援コメント

九.望郷に惑う」への応援コメント

  • ラシェールから見れば、ティルシュの取り戻したい日常は、動機が弱いと思うかもと感じました。
    この回はどうしても、ラシェール視点でティルシュを見つめてしまいました。
    ラシェールと同じように甘さに苛立っていたら、ジュラの突き放してからの再び包み込むような言葉に、ああすげえやと思ってしまいました。

    相手の成長を待てる人。
    これは懐が深いと思いました。
    こんな人が傍にいたら、この人の期待に応えたい。
    この気持ちは自然だと思います。
    一番最初の「取り戻したい日常」という動機よりも、より強くラシェールを支えてくれると思いました。
    このティルシュを一回落としてから上げていく感じは、これからのティルシュの成長を予感させてくれて好きですっ(・v・)

    作者からの返信

    竜族たちの追っているものは本当に重く深いものばかりで、そのために払った犠牲や積み重ねてきた想いも、重く大きいのですよね。でも、実質箱入りの王子様だったティルシュには、争いになるであろう「国を取り戻す」ための行動に踏み込むだけの勇気が、まだなく。
    ラシェールがそんなティルシュに苛立つのも当然なのですが、ジュラはこの頃には、ハルのしていたものの見方が身についているのかなぁ、など書いていて思いました。時の司竜として人と共に生き、積み重ねてきた記憶と時間が、彼にそんな視点を持たせたのかもしれません^ ^
    それでも、ティルシュはもう少し惑うのですが。

    最終話の直前、もう一波乱あります。
    ティルシュが未来に向き合えるかどうか、見守ってあげてください!

  • ティルシュの言動はなんだか祖先のジェラークを思わせますね。
    まっすぐで優しくて、真面目で。
    思わずジュラと一緒に見守りたくなっちゃいます。

    作者からの返信

    私も書いていて、似たところがあるなぁとしみじみ思いました。
    さまざまな感情に心揺らぐのが人間らしさですからね、それを口に出せることが、彼にとっては幸いなのかもしれないですね(^^
    ジュラは、この子ほんとに可愛いなーみたいな視点で見ているのだと思われ……(笑