壁尻魔王とTS勇者〜復活するたび性転換しちゃう勇者と、魔界の穴に尻ハマった女魔王(40m級)〜
幸橋カモノハシ
第1章
第107回『魔王♡おっぱい祭り』今年も開催!!
ぷるん、たぷん♡ どずっっっんんっっっ!!!!!
「どうした東村の衆!まだまだ右おっぱいのプルンプルン感が足りてないぞ!!」
「何をぉっ!!?西村の奴らに負けんな!!気合い入れて担げ!!!
オラオラ!!おっぱいワッショイ!おっぱいワッショイ!!」
大勢の男達の怒号と、
重く柔らかいモノがぶつかり合う音が地面を揺さぶる。
『ぐっっ♡…… くぅっ!!』
男達の遥か頭上から苦悶とも嬌声ともとれる、
色っぽい声がときおり漏れ聞こえる。
「「「 おっぱいワッショイ!!おっぱいワッショイ!!! 」」」
ぷるん、たっぷん♡ どずっっっんんっっっ!!!!!
「「「ファイトーーー!!オッパーーーイ!!」」」
タウリンたっぷり配合されてそうな男達の声が響きわたる。
今年も農作物の豊作を祈願する『魔王♡おっぱい祭り』の
喧嘩神輿が佳境に差し掛かっていた。
推定全長40mの女魔王の、胸囲21.25mもある二つの巨大な乳房が、
豪華に飾り付けされた左右2基の神輿に乗せられ、
荒ぶる男達に担ぎ上げられ激しく揺れる。
担ぎ上げた二つの乳房を乗せた神輿が左右に陣取り、
東のセントラル・リーグと、西のパントラル・リーグ陣営に分かれ、
両側から激しくぶつけ合う。
この豪快な『魔王♡喧嘩おっぱい神輿』の儀式は、
この村おこしイベント最大の見所だった。
衝突する度に、祭のために作られた際どい巨大ビキニの中で、
ぎゅうぎゅうに圧迫された魔王の巨乳が今にも弾け出しそうになる。
物凄い勢いでぶつかり合う数トン級の巨乳は、
いくらぽよぽよに柔らかい乳房でも、
その破壊力は城塞戦で城壁を破壊する兵器にも相当する。
まさに命がけの行事であった…。
『はぁ…… はぁ…… くっっ!
人間どもめ…毎年毎年、妾のおっぱいを…弄びおって…………あっ…♡」
頬を真っ赤に紅葉させ、女魔王が恨み言を漏らす。
世界を滅ぼすと予言のされた、かの伝説の『一千年の魔王』が、
この地に封印されて300年の時がたつ。
300年前に魔界から『穴』を通って侵略してきたところを、
上半身だけ通り抜けた今の状態で勇者に封印されてしまったのだ。
砦のように高くそびえる高層ビルのような巨大な肉体。
300年経っても変わらぬ、女神像のように若く美しい顔。
そして、炎のように赤く妖艶な瞳をした『魔界の支配者』…。
…その伝説の魔王が、巨大な崖から無防備に上半身だけを曝け出した状態で、
人間達にたわわな釣鐘型のおっぱいを神輿に乗せられ担がれている…。
それだけでも魔界の支配者にとって屈辱的な光景であるが、
辱めはそれだけにとどまらず、乳房には主催スポンサー名がペイントがされ、
このイベントの収入を担う広告塔にまでされていた。
『ぐぬぬっ!人間どもめ、懲りずに毎年……………って?
えっ!?……待って…………やだ!?うそっ!!?』
打ち鳴らされる乱れ太鼓の中、ひときわ大きく乳房が高く振りかぶられた。
この祭りのクライマックスで、今年の吉凶を占う最後の『パイ振(ぶり)』である。
祭りの締めに全力でおっぱい同士を激しくぶつけ合い、
どちらの乳が大きくプルプルしたかで、農作物の出来を占う『パイぶり』。
毎年、『ぽろりハプニング』を期待して祭りにやってくる観光客が大勢いる、
この祭りのハイライトだ。
『ひぃっ!?…だめぇぇっ!?ま、待って!?神輿の角に……
お、おっぱいの先っぽ引っかかって♡♡ ……りゅぅっ♡♡♡』
その最大の見せ場で、魔王は一番敏感なおっぱいの先っぽのツンツンしたところが、
神輿の先端の突起に引っかかっていることに気がついた。
このまま左右の神輿と神輿がぶつかりあえば、
そのツンツンした敏感ぽっちりが無事で済むわけがない…。
「「「 そぉ〜〜れっっっ!!! おっぱいワッショイ!!!!! 」」」
おっぱいポロリを期待する野次馬野郎たちの熱い視線が、
一斉に魔王の巨乳に集まる。
『ダ、ダメェッ!?だめぇっっっっ!!!!!』
魔王が半泣き状態で叫ぶが、その声は異様な熱気に包まれた男達の声で、
無情にもかき消されてしまった。
ズズドドドっっっんんんんっっっ!!!!!!!
ぶるぶるぶるぶるっっるん♡♡♡♡♡♡♡
『ふぎぃっ♡♡ んんあぁっっん、んんんんん♡♡♡♡♡♡♡♡」
絶妙な角度で魔王の乳房同士が激突し、
魔王の体の中を電流のような何かがスパークし駆け巡る。
さんざん弄ばれ…ぷくりと過敏になっていた小ぶりの突起が、
強烈な勢いで神輿と神輿の間に挟まれ、ムギュっと押し潰されたのだ。
『あぁゔぁっ♡ゔぁぅっ♡♡~~~っっっぁ♡♡♡♡♡♡』
びくんびくんと体を痙攣させ、魔王は目を大きく見開いた。
視界はチカチカと星が瞬き、世界が真っ白になる。
ただあるのは、肉体を駆け抜けたエクスタシーの余韻と、
ジンジンとした乳房の甘い痛み…。
「おお!これはいい暗示!!きっと今年も豊作ですぞ!!」
大きくたわわに揺れる乳房を見上げ、
その場にいた者達が歓声をあげ喜び合う。
『う………うぅ…… もぅ………いやぁ…………(涙)』
色白の顔をバラのように真っ赤に染め、
魔王は例年通り、羞恥心と屈辱感でシクシクと泣いた。
『くっ、殺せ!』と、くっころ巻いても、
無害で、しかも村の大切な収入源である魔王(おっぱい)を
彼らが手放すわけもない。
両手を背後の崖に『勇者の封印術』で拘束されているために、
魔王が自ら命を絶つことも……
……自分の手で、疼く体の火照りを慰めることも、
今の彼女には叶わないのだ。
次回[祭りのあと]。
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