第382話

「そ、そんな…… 本当ですか。じゃ、もう一度……」

 冨田が引き返そうとするが、矢作はひき止めた。

「おい、バカな真似はせ❗❗」


「え…、ですが……」

「証拠もなしに、これ以上、事情聴取が出来るか」

「そ、そりゃァ~、そうですけど……」


「令状が取れれば、カタがつくんだ。

 一発で、なァ……」

「ううゥ…、指紋ですか」


「ああ、それとDNA鑑定だ」

「そ、そうですけど……

 じゃ、このまま指をくわえて……」


「いや、榊だ。まだルナの親父がいる❗❗」

「なるほど、榊の方から攻めるんですねぇ」

「ああ……」

 さっそく矢作らは榊純一を調べることにした。



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