第286話 鏡を見た❗❗❗

 どうなんだ。

 火傷ヤケドの痕は……

 アタシは息をするのも忘れ、医者が包帯をいていくのを見つめていた。

 実際には数分だったのかもしれない。

 だが、やたらと長く感じた。

 しかも緊張で鼓動激しくなるばかりだ。


「どうぞ! お嬢様! ご確認下さい!!」

 看護師のミーナが手鏡を渡した。

『ゴックン…』咽喉のどが鳴った。心臓がバクバクしていた。

 アタシは意を決し鏡を見た。


「……❗❗❗」その瞬間、アタシは息を飲んだ。

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