第225話 矢作……❓❓

『や、矢作やはぎ……❓❓』

 あの刑事か……アタシを助けてくれたのは……

 何で、矢作が……

 ここに……


 だが、また意識が遠退いていった。目の前が真っ暗になっていく。何も見えないし、何も聴こない。

 動こうとしたが、全身が縛られているようにだるい。


 真っ暗な重油のような海の中を濡れて重たくなった服を着て泳いでいるみたいだ。



 あァ~ー……





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