第109話 万堂

「フフ…ン……、確かになぁ!!」

 相変わらず、オッさんは不敵に微笑んだ。



 そこへ背後からもう一人、大学生くらいのイケメンが駆けつけた。


 トイレに行ってたのか、ハンカチで手を拭いていた。



「ちょッ、ちょっと待って下さいよ!

 矢作ハギさん!!」

 イケメンはオッさんの事を呼んだ。



 だが、オッさんはイケメンの彼に構わずアタシに質問してきた。



ネーちゃん、そこに住んでる万堂って、男性ひとは知らねぇ~か……!?」



「ま…ン……!?」

 何で、このオッさんがロリコン万堂ジジーの事を……



 そこに住んでるって……。

 まさか……。

 


 この時、初めて、ロリコンオヤジの万堂がこの近くに住んでいる事を知った。






☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る