第95話 セーラー天使《エンジェル》

「フン、エンジェルでもグレーテルでもどっちだって、構わねェ~よ!!」

 面倒くさそうに矢作は冨田の後をついて行った。



「グレーテルって……!!

 元は昔、流行はやったゲームのキャラだったンですけどねぇ……」



「はァ~…、何だって、良ィ~よ! どっちにしろ……

 ロリコンキャラなンだろ……」



「はァ~、まァ、そうひとコトで言って仕舞えば、そうなンですが……」


「ッで、チェキの顔の部分は、修復できそうなのか!?」



「え…、いえ、これだけ傷んでると無理でしょ!」

 証拠品のチェキのコピーを出した。




 金髪ツーテールの少女がセーラー天使エンジェルの格好をしたパンチラ写真だ。






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