第51話 『革命』

「ルナ……世の中には、二種類の人間がいるンだよ……!!」



「え……!?」

 アキラはニヤッと笑った。

 その時、曲が変わり、勇壮なショパンの『革命』が掛かった。




 アタシの大好きなピアノ曲だ。



 アキラは不敵な笑みを浮かべた。




「フフ…ヤツと、ヤツだ!」



「へェ~…、だったらアタシは……

 ヤツの部類か……

 それも、とびッきり悪ィ~ヤツだな……」



「そう、ッで、ルナと同じ容姿の龍崎レイラはヤツだ!」



「フゥ~ン…!」

 つくづく世の中は不公平に出来ている。



 アタシは、写真に映ったレイラの笑顔を見つめた。








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