ささやかな暮らし
老人はワンルームマンション暮らし
一日の楽しみは、朝の喫茶店でのモーニング
アイスコーヒーを飲みながら煙草を1本
これが至福のひと時なのだ
置かれている新聞に目を通すこともせず
ただ、瞑想するように思考する
世俗への興味は失った
家ではプランターと戯れる
トマトがいるパセリがいる虫がいる
50歳までは贅沢な暮らしだった
離婚し、一人になった。
名声が欲しい
富が欲しい
と思った時期もあった
しかし、老人は悟ったのだ
ささやかな暮らしが一番良いと
何がささやかかは人それぞれ
日常愛でること
執着を手放すこと
老人が目指しているのは、可愛いお爺ちゃん
ささやか
良い言葉だね
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