暇人の集い

隅田 天美

第1話 発達障害をネタにした商売が嫌い

 私、発達障害を患っている。

 この発達障害(正確には自閉症スペクトラムと呼称される。テレビで精神科医が安易に「発達障害」と言っていたら眉唾したほうがいい。ただし、時代時代で呼び名が変わるので注意)であるが、ここでは発病に至った経緯などは書かない。

 追々書いていこうとは思うけど、それにはかなりの文字数と私自身の整理が必要だから今は書けない。

 主題はそれではない。


 私はFacebookをやっている。(本名でやっているので公開はしない)

 そこの広告で「最新栄養学で発達障害を治します」などと謳っている広告を目にする。

 これを読んでいる人であなたが、または、周りの人に発達障害(自閉症スペクトラム症候群)及び二次障害(周囲との軋轢などで鬱などを併発)で苦しんでいる、

または迷惑している人がいるのかもしれない。


 はっきり断言しよう。

 今現在の医療において対処法はあれど、発達障害を治す治療はない。


 彼らのやり口は、まず現代医療の不備などを責め立て、さも自分が「素晴らしい発見」をしたように装い、その情報を小出しにしつつ金を請求する。


 私はこの手の、人の不安に付け込んで商売をするのには嫌気がさす。

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