第14話夢幻1

此の鳶の島と言う場所はある意味夢そして幻と言う単語が似合う場所だと私は思う・・そう此処は本当に夢幻だ

 

・・・そう200否300数十年間の間誰も知らない状態に伝承として語り継がれた存在として其れを保ち続けて居たのだ

 

だが其の封印と言う物を代々守って居た存在が十文字家の人達であり夢想華家の人達なんだよな・・そう最終的に其の封印を解いた存在そう則ち我が曾爺さんと言う訳だ

 

さて之から話す内容と言うのは曾爺さんが死んだ・・そう俺が18歳に迎えようとしていた時の話だ曾爺さんが俺の枕元に来るようにと電話で知らされて私が病院に赴いたんだよな

 

そう曾爺さんの最終的な死亡要因は老衰と言う答えが出るのだが曾爺さんが死ぬ数年前まで前大腸がんと言う物に掛かってはいたが何とかガンを初期段階で抑えてたのだ

 

だが其れでも手術を終えて退院をした時には弱り切って居て多くの曾爺さんを慕って居た存在は「先生大丈夫ですか」とか「先生が長生きしてください」と来る大物政治家と言う物を存在して居る

 

そう其れ程曾爺さんは権力と言うか権威と言う物が出大きいのだ・・そう何しろ曾爺さんが「今まで誰も知らなかった幻の島の再発見をした張本人」だからこそ

 

そうだからこそ曾爺さんを持ち上げる存在が出て居るのだ・・そう鳶の島諸島群は今でも名目上は「曾爺さんが前の鳶の島諸島群の総長又は盟主で有った夢想華・恩地次郎さんから譲渡をされた」と言うのが現状だ

 

だからこそ曾爺さんの性格がリアリズムが性格が独善的な存在なら曾爺さんは鳶の島を一つの独立国家にしなくても日本連邦の冊封体制に入る国としてすると言う可能性も有った

 

まあ其の曾爺さんは先程の事をしずにそして死ぬ前に私と言う存在を呼んで・・そう何故私と言う存在を呼んだのかは曾爺さん曰く「僕自身の子や孫でそして曾孫で僕と同じ様に人間の子供として生まれたのは君だけだった

 

だからこそ之は一種の運命なのかも知れない・・そう実の所を謂えば鳶の島から抜けたあの日に僕と言う存在は鳶の島の守護神的な存在に出会えた

 

そして其の守護神の名前は鳶の島の名前の元に成ったとされる存在・・そう米野狐之神と言う名前だった

 

其れで其の鳶の島の全ての島々の守り神が私に対して(そうかお主が此の島に新たな風を送り込んだ存在が今までこの場所は此の島々には停滞が有った

 

其れにより花鳥風月と言う物が余り損なうことなく自然の儘に此の地は流れた否流れて居たのだろう・・そうお主は新たな風そして滅びに向かう風を運んできた存在に成る

 

・・其れでお主は本来有るべき場所に戻るのが自然の流れ・・だがもし御主と言う存在が誰か結ばれそして御前さんの様に物の怪の地が余り流れない見た目人間の子や孫が生まれるなら

 

生まれし時はその存在と共に此の地に舞い戻るが良い其れが此の島に否此の島に生きとし生ける存在に対して思う気持ちが存在するならばな)そう述べた後に米野狐之神は消え去ったんだよね

 

そして約束通り僕は幼き君と言う存在を連れて行ったんだよね・・そうして先程の女神さんがな又来てくれ」そう述べて居たんだよな

 

そして私は今鳶の島に居ると言う訳だ

 

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