Bonus trackⅡ【設定資料 ※ネタバレ注意】

◆第二部・第三部:高校時代→小学生期編(懐古編)


「森城町」


水と空気の綺麗な山あいの町。人口は少ないが、とても豊かな穀物の産地である。また、著名人が出ており、その中に作家:浅川 文生(あさかわ ふみお)などがいる。また、小児医療が発達しており、大きな大学病院が存在する。二駅ほど行った霧前市は海が近く、それぞれ特色を持っている。


犬司たちは(株)クロイシ・ペットビジネスの黒い噂を聞き、久しぶりに生まれ育った町に訪問する。




□人物紹介②


●鷹山 犬司(たかやま けんじ 6歳→9歳)


・髪色&髪型:ダークブラウン(黒)。寝癖頭。


・性格:ボーっとしている。




父親の都合で、森城町に移住した。道場に三年間通っていて、筋力があり、やや無茶をするところがある。美咲に会いたくて、病院の壁によじ登って美咲に会おうとする。それから美咲に会いに来るのが、田舎での唯一の楽しみ。そんな中で本を読み聞かせてもらうのもとても楽しみ。


小学校四年生で転勤になり、泣きながら美咲と別れた。再会したのは10年来。


※お別れの際に犬司は美咲にはチェリーの髪ゴム二本を、華蓮には赤い髪留めを二個あげている。




●小鳥遊 美咲(たかなし みさき 9歳)


・髪色&髪型:栗毛。ポ二ーテール。


・好きな本:「ドリトル先生航海記」シリーズ。動物図鑑など。




小児喘息を患って入院している女の子。病院には二年間通院している。アニマルセラピストになるのが夢。退屈な毎日だったが、犬司が会いに来てくれるので、とても嬉しく思った。本が好きで、犬司と外の環境のやり取りをするのが好き。父親が警察官。母親がイルカトレーナー。いつも忙しいので病院で独りぼっち。




●鬼瓦 毅(おにがわら つよし・65歳→68歳 初期設定:竹内師範)


道場家師範であり、鬼のような厳しさと優しさを併せ持っている。犬司の母親の無理強いによって入会を予期無くされた。6歳の子どもにも容赦なく道場の床掃除をさせる。「鬼塵流(きじんりゅう)」の創設者。


〈本文から抜粋〉


男性の名前は鬼瓦 毅(おにがわら つよし)。日本で三つ指に入る程の凄腕の武闘家だ。幼い頃富豪の家で育ったが、戦渦に巻き込まれ、親戚筋を失ってしまう。挙句財産を失い、生きる希望を絶たれていた。しかし、ソビエト軍に拾われ、コマンドサンボを身に付ける。青年だった彼はゼロから武術を学んだ。身体で覚えた技術を日本に来て空手と融合させて、再構築し、鬼瓦の名字から「鬼塵流(きじんりゅう)」と言う流派の開祖にまでなってしまった。何もかも死に物狂いでやってのけた彼は、今や精神面でも肉体面でも「鋼の漢」と言うに相応しいだろう。




●鬼瓦 忍葉(おにがわら しのは・65歳→68歳)


師範の奥様。料理が得意で、おにぎりはとても美味しい。物知りで「猫又」についても知っている。




●武内 蓮華(たけうち れんか・8歳→10歳 初期設定:竹内蓮華)


毅の孫娘。出会った瞬間に犬司は当て身投げをされてしまう。しかし、負けず嫌いだった犬司はたくましく成長し、蓮華が慕うほどになる。


※高校で毅の元に訪れた際、大学生になっている姿を見るが、幼少期の影が無くなっていた。


・性格:おてんば、お調子者、負けず嫌い


・口調:「へっへーん!」


・髪色・髪型:カーキ(茶)。セミロングでカチューシャか、髪留めをしている。


※旧作品ではサブヒロインの一人だった。




□第二部、第三部のキーポイント「鬼塵流の教え」


※子どもの口調は出来るだけひらがなを使っています。


『敵に対して容赦するな(と小学生に教え込む鬼瓦師範)』




・師範の創作技。


「舞姫」「膝車」「実践向け捕縛術」など。


小学生の犬司はこの技を中学生にお見舞いした。




・犬司の創作技(第四部、外伝部)


猫拳(ねこぱんち):ジャブ、ストレート、アッパー、威嚇拳などを応用した技。


『エジブジャンマウ・ストレート』→相手が「ねこ、ねこぉ!」と言って倒れる技(笑)


犬司はメリケンサックでこの技を叫びながら相手の腹にストレートを打ち込んだ。やはり彼は天然ボケ?




『アメリカンボブテイル・スロウ』


コマンドサンボの裏投げ。




●一星 要(いちぼし かなめ)


(株)ヒトツボシ・ペットビジネスの社長夫人。犬司の母、眞子を呼んではこれ見よがしに自慢をしている。




●一星 明(いちぼし あける)


(株)ヒトツボシ・ペットビジネスの御曹司。三人兄弟の末っ子。造形美があり、小学生にしてエッフェル塔を粘土で作る。小学三年の時、登校時に中学生に絡まれている所を犬司に助けられる。犬司はあこがれの存在で小学校三年生以来の友達である。小さい頃から喋り方が大人びている。




●明野 太一(あけの たいち 6歳→9歳→16歳)


犬司の幼少期からの友人で、一番仲が良かった人物。美咲と共に桜坂高校に入学してくる。


高校でもでもよき理解者で親友となる。森城町は共学の高校が存在しないため、霧前市に電車で通学することになる。




・「獣王レンジャー」


「ライオニック・ビースト」が必殺技のレンジャーもの。男の子の間で絶大な人気を誇る。トレーディングカードも出ている。




・「亀本屋(かめもとや)」


森城町にある、駄菓子屋さん。8年経った今(高校時代)はもう存在しない。




●香川 洋介(かがわ ようすけ 9歳→?)


都心にある野球校に進学するため、六年生になって都心への進学を決めた。中学から消息が不明。(美咲談。)


小学校の時まで犬司にライバル意識を燃やしており、犬司の転校の際に、嫌われる覚悟で犬司の前に立ち憚った友人(本編には記載なし)。熱く、とても情熱的であるが、冷めやすい一面があり、野球に関しては、まったく旧知の友人と慣れ合わないつもりで、単身都会に進学した。




●由比 ほのか(ゆい ほのか 9歳→16歳)


地元に男子高校しか無い為、霧前市に太一と共に移住してきた女の子。幼少期の犬司と美咲をよく知っている。美咲の悪趣味ぶりにやや辟易している。※クリスマスのプレゼント交換で洋介と一緒に少し出ている。

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