悪落ち  腐っても鯛32

カイ

「攻撃は任せてくれ!防御は任せる」


カイさんが頭の中で叫ぶ!

防御か~よしガラスの手槍の出番かな、

俺は手槍を取り出した。


「相棒頼むぜ」


(==b)


任せろと言わんばかりの顔文字だ。


「じゃあ!いきますかレードガード!」


カイさんの言葉通り攻撃の方は俺が何もしなくても勝手に動くので、

攻撃を任せて手槍でのガードに集中する。


ボス

「うおおおおお!」


ボスの攻撃は予測できないくらい暴走して滅茶苦茶にオレンジのビーム放っている。


カイ

「醜いな…消えろ!」


水の三つ又の槍の連撃が放たれる。

俺はボスのビームを手槍で極力受け止めチャージする。


それを見ていたプレイヤー…


「おい!あれって暴走カイと海王カイが戦ってるぞ!」

「すげーレアだな」

「カイ様!頑張って!」


 などの声が聞こえる、暴走カイってのは知らないがたぶんあの鎧の事だろう。


カイ

「忌まわしき過去よ消えろーーーー!」


ボス

「うおおおおお!」


激しくぶつかり合う!


バキン


うお!すごい衝撃だ…

ふと手槍を見ると


(*´3`)-з


満タンってことかな?なら…


「カイさん!俺の大技が使えそうです!なんとか隙を作れますか?」


カイ

「そうか、自分でけりをつけたかったが…次の攻撃で大技を使う!その後なら敵がスタン状態になるから畳み掛けてくれ!」


「わかりました!」


ボス

「うおおおおお!」


 ボスが更に暴れ狂っている。


カイ

「消え去れ!装填!」


俺の右手が天高く槍を掲げられなんかすごいパワーが集まり始め、

三つ又の槍から右手に掛けて青い光に包まれる。


カイ

「蒼砲槍撃!」


槍を光と共に投げつける!


バリバリバリ!


雷のような空気を裂く音共にボスを貫く。


「おおおお!」


ボスの動きが止まる。

今だ!


「いくぜ相棒!憤怒の槍解放!いっけ~~~!レールスピア!」


ヒューン!


高速で打ち出されたガラスの手槍の先がボスを打ち抜く。


カイ

「おまけだ!蒼閃光撃」


右手から光のビームが放たれボスが蒼き光に包まれる。

やったか!

力を使い果たしたのか俺の鎧は眩い光と共に消えて行った。

光が消えて行く…

そこにはボロボロの黒い鎧が立っていた。


「しぶといな」


俺は予備の槍を構えて突っ込もうとしたとき…

ぼろぼろの鎧にフラフラに成りながら駆け寄る影が!


インジャスティム

「まだだ、俺は!負け犬にはならん!」


インジャステイム…

彼はどこまでも愚かなのか

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