悪落ち 腐っても鯛2

鯛の姉御

「なに?私じゃ不満?」


鯛の姉御に睨まれました……でも何か目が腐ってるしところ何処オシャレじゃない色の変化が……


「いや、その~ほら俺達 結構陸地を歩いて回るので姉御に負担をかけてしまうじゃないかと……」


俺ナイス!良い言い訳だったと思う、

正直腐った鯛を連れて歩くのは……


鯛の姉御

「ふふふ、優しいのね…さすが私が見込んだ男ね」


不要な好感度上がってるし!

鯛に男呼ばわりされても……

しかも無駄に大人の女性っぽい声……


鯛の姉御

「でも心配しなくても大丈夫」


そういうと ウィンク?を投げてきた……

 

次の瞬間!


鯛の姉御

「アクアリノベール!」


パシャ


姉御ごと水槽の水が宙に浮き俺の前に来る。


鯛の姉御

「これなら大丈夫でしょ?」


若干人型になるとか考えた自分が情けない……

 

「え…あ!はい」


もう諦めよう……


ボス

「決まったな、姉御なら問題ないだろうテイムしてくれ」

 

ボスの一言で確定した。


「はい…ってどうやってやるんです?テイム」


ズコ


その場の全員がこけた。


ボス

「お前テイマーだろう…今まで良くやってこれたな」

 

ボスにつっこまれる。


「お恥ずかしい限りで…」


俺は怪人の一人のテイマー職の人からやり方を教えてもらった。


簡単に説明すると、

対象モンスターが心を開いた状態もしくは弱体中に対象に目標を設定し、

後は意識を集中することによって判定が始まり、

テイムが完了するらしく前者の心を開いた状態であればほぼ100%成功らしい……

となるとアクアさんのときは……

食糧あげる→アクアさんが心開く→俺がビビッてアクアさんに意識が集中→テイム

みたいな流れだったんだろうな……などと考えていると。


鯛の姉御

「やり方はわかったみたいね、それでは改めて宜しくね」

 

また鯛の姉御にウィンクされました、

あれは覚悟を決めて俺は意識を姉御に集中すると……


スキル発動!テイム開始


… … … テイム成功!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

種族:ブレッドドラード

ネーム:アネゴ


レベル50

HP450

MP550

スキル 水魔法レベル10

アクアリノベース:水を自在に操れる

アクアキャノン:水の砲撃を放つことができる、水の量により威力上下

アクアベール:水のベールで防御力上昇

アクアラッキー:水の祝福によりHP回復(PT全員)、合わせて運上昇

状態 アンデット:闇魔法への耐性、体力常時回復(小)、光魔法に弱い

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 


やっぱり腐ってたか…しかも異常に強い……

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