魔法学園入学試験③

中は闘技場みたいになってるな。観客席があるな。今は少ししかいないけど。




「ロック=ステイシア副団長、受験番号1200~1300を連れてきました。試験、よろしくお願いします。」




「わかりました。後は任せてください。。」




審査官が礼をして、外に出た。




「さて、私は実技試験の審査をする魔法師団副団長のロック=ステイシアです。君達には魔法で的当てをしてもらいます。」




「すいません、的無いんですが?」




隣にいる真面目そうなやつが質問をした。


それは俺も気になっていたな。周りには土しかないもんな。




「話を遮らない。順を追って説明するから。君、受験番号何番?」




「1228番です!」




「次、話を遮ったら失格にするからね?」




「すいませんでした!」




顔が真っ青になって、土下座してるし。




「君はそのままね。」




まじかよ副団長。ドSかよ。




「今から私が的を造るので、それに1200番から順に当てていきます。」




「クリエイト・アース!」




的が下の土からでてきた。これに当てるのかな?余裕だな。




「では、1200番始めてください。」




「はい!」




「ファイア!」




手からなんかしょぼいのがでてきた。おいおい火が消えちまうぞ。




「やったー!とどいた!」




嘘だろ?そんなレベルなのかよ。さて次は・・・




「アクア!」




手から出た水がひょろひょろして、的にペチっと当たった。




「私もできた!」




はあ?あんなので?嘘だろ!?










そんな感じでいきながら、俺の番が回ってきた。




「では、1256番お願いします」




「はい!」




俺は何をしようかな?ここは一気に派手な魔法を見せようかな?よしここら辺を火属性魔法でぶっ壊すか。




「プロミネンス・アー」




「1256番、ストップ」




副団長が止めてきた。なんだろう?




「君の名前を聞いてもいいですか?」




「フェンディ=ネスですが。」




「君が、師匠の息子かー!通りで似ているわけだ!」




「師匠!?」




「ああ、私はフェンディ=グレンの弟子なんだ。おっと、試験を止めた理由を話さなきゃな。」




「あいつなんかやらかしたか?」「もしかして、失格か?」「絶対そうだ!」




なんか周りから聞こえるが放っておこう。




「で、なんですか?」




「ああ、実はな師匠から言われててな。その前に、この中にダリア=エイクはいるか!」




「はい、僕ですけど。なんでしょう?」




俺の後ろから、エイクがでてきた。




「君がエイク君か。ネスとエイクは的を当てる試験のかわりに・・・」




「 「かわりに?」 」






「私と戦ってもらう。」






ん?






「 「はああああああああ!?」 」




ここにいる全員が絶叫した。


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