第32話「みんなに言っとく」




<hr>


「お兄ちゃん…好きぃ…」


「俺も好きだよ…」


「キスぅ…」


「いいよぉ…」


「「んっ……」」


そして俺らはキスをする。

もちろん、ディープキスで。

ディープキスをするにはやはり擬音はなる。

ピチュ─クチュ──

その音が部屋にこだまする。

因みに、ドアの外にいる江青はドキドキしっぱなし。何してんの江青。

俺が唇を離そうとすると、桜は俺の後頭部に手を瞬時に持って行き、離させないようにしてくる。

それをされたら、離れられる訳でもなく、よく考えたら離れる理由がなかった。


<hr>


「んんん…」


15分ぐらいたったたら、どうやら江青が我慢できなくなったようで──


「どるおぁぁぁぁあああ!さっきからなんだ!?ピチュクチュピチュクチュ!うるさいわ!ってかお前ら恋人なのか!?兄妹でか!?お前ら!良いな!俺はそう言うの良いと思うぞ!」


ドアをバタン!と開けて勢いよく入ってきた江青。

ぜぇぜぇと肩で息をしながらこちらを睨んでいる。


「うるっさいわ!俺らの時間を邪魔した挙句こっちの気分も害しやがって!あと最後!怒るのか褒めるのかどっちかしろや!」


俺も長文で言い返すが、江青より短かったため、俺の負けである。(?)

俺も息が切れてしまった。ゼェゼェしながら江青の方を睨む。


「え……?」


桜はまだ状況を飲み込めてない模様。


「で?どうなの?恋人的なやつなの?」


江青がニヤニヤしながらいかにも『おっ?おおおおっ?』みたいなことを言いそうなムカつく顔をして言う。


「はぁ…?さっきの見て疑うのかよ…」


「じゃあそういう関係なのぉ?」


「スッゲェムカつく。ああ、そうだよ…俺は桜が好きだ」


「わ、私もお兄ちゃんのこと好きだよ!」


「マジで?」


「「YES」」


「うわぁお」


別に隠すことではないので、正直にいう。

ここではぐらかしても意味ないのはわかってるし。


「え?これマジ?」


「マジだけど?」


「みんなに言っとく!」


「「駄目!」」


「えー?」


「こんなんバレたら軽蔑されるだろ!?」


「それなのに俺に入っちゃうのね…」


「まぁ…親友だし…」


「誰もお前と親友になった記憶はない!」


「よし!お前帰れ!もう泊めないから!」


「ごめんよ我が親友…」


「許す!」


友情が育まれましたとさ。


<hr>


いぇーい!みんな!見てるー?私だ!…はい。

貰ったお土産の数…5つになった…

( ゚д゚)

俺の数少ない友達神すぎんだろ…

八ツ橋もくれた。うれちぃ。

そんなことよりですね!この話なんですけど…続きを考えてないという悲劇!

明日までに考えます…

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