第12話「重い…の…です…が…

今回からは彼方視点へ戻ります。


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ぐすん…

桜がいじめる…

というかさ…妹に泣かされるとか…情けねー…


「お兄ちゃん?本当にごめんね?」


「ぐすん…」


何も返せない…泣きたい…泣いてたわ…


「どうしようどうしよう…」


桜がなんか小さな声で言ってる…


「お兄ちゃん…ごめんなさい…」


「…いーよ」


別に怒っているわけではないので謝られると許すしかない。


「ごめんね?その…泣き止んで?」


「うん…」


それから泣き止むまでに、20分ぐらいかかったのは内緒!


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「俺ふっかーつ!」


「ほんっとに、世話がやけるんだから!」


「あれ?これ桜のせいじゃないの?」


「勝手に泣くお兄ちゃんが悪いんだしー!その歳でわんわん泣いちゃってー恥ずかしくないの?」


「うっ!うるさいなぁ!」


「事実でしょ?」


「そうだけども…」


「まぁ!何はともあれ、落ち着いたし!どっか行こ!」


「いいけど…もう2時半だよ?」


「お買い物ぐらいはいけるでしょ!それくらい考えれないの?」


本当に当たりが強いよ…我が妹よ…意外と精神ダメージが大きくてやばいのです…


「早く行こ!時間無くなるよ!」


桜が外から言ってくるので、俺は…


「分かった分かった…」


そうとだけ言って玄関へ向かう。

靴を履き、外へ出る。

俺は自転車置き場に向かい、自転車を出す。

ついでに桜の分も出してやる。


「ありがと!」


「いっ!いいよ…」


ありがと!の破壊力である。最っ高に可愛い桜の笑顔である。

やばい、鼻血でそう…

それから、大型のショッピングモールへ向かって自転車を頑張って漕ぐのであった…


<hr>


「重い…の…です…が」


両手に袋!袋!袋!これは片手に20キロ位持ってるな!きついぜまったく!本当にさぁ…


「ありがとね!おにーちゃん!」


前言撤回。やっぱ重くないです。

可愛いので重さなんて吹っ飛びました。


「おっ、おう…」


俺は桜に見とれながらそう返す。

しばらく桜に振り回されてると、後ろから声をかけられる…


「よう!彼方くん!今日はどうしたんだね?」


「その喋り方やめろ江青。じゃねーとオメーの好きな人をバラす」


「やめてくれたまえ!」


「よし決めた!全校放送でだな!」


「やめろ!」


桜が完全に空気になっていましたとさ。


<hr>


どうも!

ネタが無いですね!(999回目)


そういえばこの小説ですが、1日の平均で23回ぐらいPVされてるんですけど、なぜか昨日は148回でした!なんでだろ?

いや嬉しいですよ!?嬉しいですけども!なんでこんな増えたのか不思議でしょうがないです。

バグかな?バグだな!


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