第2話「ウン...オレガンバル」
「「ご馳走様でした」」
あれから普通にご飯を食べ終え、部屋に戻って学校に行く準備をする。必要なものをバックに入れ、部屋を出る。
「いってきまーす」
「いってらっしゃい!」
俺はそう言葉を発し、家のドアを開ける。家のドアを開けると、見慣れた光景が目の中に入る。
「変わんねーなー。この辺」
そう言い、学校へと向かう。
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「おはよー。彼方」
「お、よっす」
こいつは|皇 江青(すめらぎ こうせい)。クラスメイトであり大親友だ。
「どうした?テンション低いぞ?」
「そうか?別に何かあったわけでもないんだけどな」
本当に変わったことなどない。何故だろうか。
「ふーん。まぁいいか!それよりイベ限来たぜ!」
「え!?まじかよ!?どっち来たの!?」
俺らはとあるソシャゲにハマっている。
「光の方!欲しかった方だぜ!」
「ズリぃ!課金しようかな…」
「ふふふ。いいだろう!いいだろう!」
「ほんとに欲しいんだけど…あのさぁ…アカウントくれない?」
「嫌だわ!ってかどうやってアカウントあげれんの?」
「スマホもらう」
「おい!それダメじゃん!!もっと嫌になった」
「酷いわぁ かっこ泣き」
「口で言うな口で!」
「いいじゃんいいじゃん はぁと」
「きっっっっっっも!!!!!!」
「ねぇ、僕泣くよ?」
「録画してあげる」
「鬼畜野郎めが…」
そんなどうでもいい会話をしていたら学校についてしまった。
「課金した方がいいと思うか?」
「俺に聞くなぁー?俺は勝ち組の人間だぞぉ!」
「よし。決めた。こいつ〇す」
「せんせーい!!彼方くんに殺害予告されましたー!」
「遊びにきまっt…おいっ!学校すぎてんじゃんか!」
「え?嘘だr…ってホントじゃん!今何分だ?」
俺はポケットからスマホを取り出し電源を入れる。今は…
「『はちじにじゅうごふん』って書いてあるんだけどこれなに?」
「あと5分じゃん!!走るぞ!!」
「オワッタナ...アキラメテカエロウ」
「諦めんなよ!?早く!全速力で!」
「ウン...オレガンバル」
「カタコトやめろーーー!!走れー!」
そしてギリギリ間に合いましたとさ。
<hr>
ジカイモタノシミニシテテネ!
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