第14話 deep

ゆっくりと

深いこころの場所へ


届いていますか


もしかしてそこは

傷みさえ

かばうために


記憶を失っている場所かもしれない


私はもしかして

覚えていないこと


あるのかもしれない


そんな深い闇に光をあてたくて


書いています


ふだんなかなか当たらないから

重苦しいかもしれない


でもふと心が軽い日は光をあびているのかもしれない


そうやって

なんとかもちなおし生き続けよう


そうしているのでしょう


もがきながらでも

泳いでいるのでしょう

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