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「う~食堂食堂」


 ぐ~ぐ~鳴るお腹を抑えながら、あなたは食事が出来そうなお店を探す。田舎だけあってそう言うお店はそんなに簡単には見つからなかったものの、村の商店がずらっと並ぶ商店街に踏み入れた時、そこに食堂らしきお店を見つける事が出来た。

 これ幸いとあなたは目を輝かせながら店内に入る。


 お店に入ってメニューを確認するものの、流石に料理名がよく分からなかったので、注文は同席するリコスに全てお任せ。しばらくすると笑顔の似合う恰幅のいい店員さんが彼女が頼んだ料理を運んできた。あなたはその美味しそうな天空島の郷土料理に舌鼓を打つ。

 どの料理も見た目通りの美味しさで、あなたは大変満足したのだった。


 お腹も膨れて落ち着いたあなたは、改めてこの食堂の店内を何げなく見廻す。小さいけれど手入れの行き届いた店内は中々に居心地が良く、お店の人の愛情を感じる事が出来た。店内を見終えたあなたが次に店内のお客さんについて観察していると、そこでずっと探していた人物の姿を偶然にも発見する。

 あなたはすぐに席を立つと、食事中の剣士のもとに向かった。


「やっと見つけたぜ」

「む? どちら様かな?」

「長老っぽい人に聞いたんだけどさ。お宝について詳しいんだって?」


 あなたは初めてあった剣士に少し馴れ馴れしく話しかけてしまう。ただ、話を聞く側の剣士は人間が出来ていたのか、あなたの態度に特に気を悪くする事はなかった。

 その後、あなたは宝探しについて熱心に話し始める。何とか彼に協力してもらおうと必死だったのだ。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054887547235/episodes/1177354054887638189

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