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 逃げる事を選んだあなた達だったものの、モンスターの圧が大きくて足がすくみ、うまく体が動かせない。このままだと何も出来ない間にモンスターの好きにされてしまう事は確実だ。そうこうしている内にモンスターとの距離は縮まり、相手の攻撃の間合いにまで近付かれてしまう。

 この絶体絶命のピンチにあなたは一か八かで大声で叫ぶ。


「リコス、頼む。何とかしてくれーっ!」

「分かった!」


 あなたの頼みを聞き入れたリコスはモンスターが腕を振り上げたその一瞬の隙を突いて、転移魔法を発動させたのだった。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054887547235/episodes/1177354054887576184

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