②ウォーロード:双武器
上級クラス編第二回は「ウォーロード:双武器」編です。
もう片方のウォーロードのビルド「ウォーロード:両武器」に比べると、防御能力に優れ、最大ダメージで上回る傾向にあります。
ではまず、「ウォーロードの役割とは何か」から話していきましょう。
ウォーロードの一番の役割はアタッカーです。
それだけではなく、基本的には前線で敵と切り結び、敵の集団で最も強い敵を足止めして前線を支えるのが仕事になります。
「ウォーロード:双武器」はコストは高いですが《ディフェンスライン》があるため、命中が同程度までの相手なら高い防御力とHPも相まって戦線を支えることが可能です。勿論支えきれなくなる前に倒す必要がありますが。
又、格下数体程度の雑魚に囲まれても捌き切る事が可能でしょう。
まずはメイン武器を何にするか決定します。
片手武器と盾のスタイルはナイトに譲ったほうがいいでしょうし(厳密には違いますが)、片手武器だけもつスタイルは結局何をやりたいのかわかりません。
今回は、元から「装備部位:双」である「格闘」を除外し、《ツインウェポン》で片手武器をふたつ持ち「双武器」にするスタイルで話を進めます。(格闘ウォーロードも弱くは無いですよ!)
「装備部位:片」に分類される武器を含む武器種別は、
「短剣」、「長剣」、「斧」、「打撃」、「槍」、「弓」、「刀」、「魔導銃」の8つです。
「弓」「魔導銃」の二つは遠隔攻撃となり、且つサポートクラスが「レンジャー」か「ガンスリンガー」に限定されます。片手の「弓」は「アームボウ」しかありませんし、「魔導銃」を強化しようとすると双武器になるため今回のコンセプトからは外れてしまいます。ふたつとも遠隔武器のため一部のウォーロードのスキルに対応していない事もあり、今回はお勧めしない事にします。
「打撃」はもっと特殊です。サポートクラスが「アコライト」に限定されます。どうしてもと言うなら止めませんが、あまりお勧めはしません。打撃武器をメインにしたいなら素直にパラディンでもやったほうが良いでしょう。
一応サポシにして「短剣」という線は無きにしも非ずなのですが、そこは素直にエクスプローラーやれよ……とか思ってしまうので、よっぽど特殊な思い入れが無い限りはやめておいたほうが……とかいいつつ実は意外に悪くない選択かもしれません。
火力は少し下がりますが、命中ペナルティがほぼないので《ディフェンスライン》が有効に使えそうです。
ですので素直にウォーリアで選択できるマスタリーの「長剣」「槍」「斧」のいずれかか、サポシーフの「短剣」、サポサムライの「刀」から選ぶと良いでしょう。
好き嫌いがあるので好みで選んで良いですが、一番のお勧めは刀ですね。
ウォーロードに向いた良いスキルがあります《トゥルーアイ》とか。あと《トゥルーアイ》とか。
とはいえそれが生きるのもせいぜい下級レベル(1~9レベル)まで……などということはなく、《トゥルーアイ》はあなたがウォーロードであるかぎり最後の砦として側にいてくれる事でしょう。
刀ウォーロードばっかりになっても嫌なので刀推しはこれくらいにしておきますw
それでは《ツインウェポン》と《ディフェンスライン》で戦場を舞う死の運び手、「ウォーロード:双武器」のスキルを選択していきましょう。
「ウォーロード:双武器」の基本戦術は、
・接敵する
・殴る。
ただそれだけです。
・接敵する。
通常はムーブで移動する事になるでしょうが、スキルで移動したり、接敵した状態でラウンドが始まったりした場合、《ファストセット》でマイナースキルを2つ使用するとよいでしょう。
「何を取ればいいかわからない」という方もいると思いますので、ウォーリアでお勧めは《スマッシュ》です。
ウォーロードのマイナースキルでは、回数制限こそシーンSL回ですが、強力な発展スキル《ツインアーツ》に繋がる《フルスイング》をお勧めしておきましょう。
・殴る。
「装備部位:双」の二回攻撃は《クロススラッシュ》です。回数制限の無い二回攻撃はウォーロードの売りなので忘れず取りましょう。
これだけです。
クリティカルを出すためにスキルをどうこうしたり、相手の防御力を0にする等のせせこましいことは一切する必要はありません(できるならやってもいいのですがw)。
ただ大ダメージを出すことだけを考えて両手を振り回すことが攻撃における全てとなります。
「ウォーロード:両武器」に比べてえらくあっさりしてるって?いえいえ「ウォーロード双武器」の説明はここからが本番ですよ。
「ウォーロード双武器」の最大の特徴はなんといっても《ディフェンスライン》です。
《ディフェンスライン》は実は実用化が難しいスキルで、かなり高い「武器を使用した命中判定」が必要になります。
これは、「アリアンロッド」のエネミーデータが多くの場合、リアクションの数値に比べアクションの数値が明らかに高いことに起因します。
エネミーに命中させるなら十分な数値でも、エネミーの攻撃に対するリアクションの数値としてはまったく足りない!ということがままあるのです。
そのためただ命中させすれば良かった(そしてクリティカルすれば尚良かった)「ウォーロード:両武器」に比べ、高い命中値を必要とします。
ですので《ディフェンスライン》をあきらめるビルドもありなのですが……。
その場合筆者なら素直に「ウォーロード:両武器」にして気持ちよくクリティカルで二回攻撃したり範囲攻撃したりしますw
《ディフェンスライン》を実用、それもシナリオボス等の格上に運用するためにはかなり命中を気にしないといけないということは肝に銘じて下さい。
「《バーサークは》キャラのイメージじゃないからー」とか温い事を言っている余裕はないのです!
いえ《バーサーク》は別に使わなくてもいいのですが。
そうですね《ウェポンルーラー》5からの《バイオレントアタック》とかどうでしょう?
《ファイティングロウ》5からの《アルティメットボディ》も考えるなら合計で固定値に+12です!(枠数をすごく食いますが)。
高い命中値を確保するためにはまずは命中ダイスを増やす事。
これは圧倒的な命中値を持つ敵の攻撃にも、クリティカルでリアクションが成功する可能性を上げる事にも繋がるので疎かにはできません。
とりあえず「基本2d+《マスタリー》1d+《アームズロジック》1d」の4dは確保した上で、サポートクラスのスキルを取ったり、支援を貰うなどして頑張って増やしてください。
確率的には10Dで2回に1回、7Dで3回に1回程度クリティカルする計算になります。7Dを確保できるのが理想ですがちょっと難しいでしょう。
リアクションでクリティカル狙いは敷居が高いようです。
次に固定値です。
レベルアップのたびに器用を上げるのは勿論の事、効率の良いスキルはどんどん取っていって下さい。
具体的にはウォーリアの《ウェポンルーラー》ウォーロードの《ファイティングロウ》等です。正直、《ファイティングロウ》はフェイト2点とのトレードオフと考えるとそこまで強いスキルでは無いのですが、発展スキルに《アルティメットボディ》がありますし、弱いスキルではないので取っておきす。
それでは命中ダイスを確保したところで(それでも4dでは非常に心許無いですが)、他のスキルを見ていきましょう。
ボス用に《ボルテクスアタック》再使用スキルの《バイオレントヒット》、係数4のパッシブダメージ上昇スキル《ハイボルテージ》、パッシブで《スマッシュ》分ダメージ上昇の《ハイパーゲイン》も取っておくとよいでしょう。
それでは以上を踏まえてスキルを表にしてみましょう。
ウォーロードスキル
《アームズロジック》 1
《クロススラッシュ》 双 1
《ツインウェポン》 1
《ディフェンスライン》 双 1
《バイオレントヒット》 1
《ハイボルテージ》 5
《ファイティングロウ》 1
《ファストセット》 1
《フルスイング》 3
《ツインアーツ》 1
《ハイパーゲイン》 1
合計スキル枠 17
ウォーリアスキル
《バッシュ》 5
《アームズマスタリー》 1
《ウェポンルーラー》 5
《スマッシュ》 1
《スラッシュブロウ》 3
《ビートダウン》 双 1
《ボルテクスアタック》 1
《バイオレントアタック》 1
合計スキル枠 18
※「双」は双使用、あるいは双装備が条件のスキルです。
いつも通り20レベルでのビルドですので上級下級共にスキル枠は各29枠です。
上級で12枠、下級で11枠の空きがありますね。
下級の11枠は好きなスキルで埋めて構わないと思います。
出来れば「武器を使用した命中判定」や与ダメージが増えるスキルがお勧めですが好みで良いでしょう。
もしサポートクラスもウォリアーにするなら《バーサーク》からの《クールランニング》も悪くない選択です。
《プロボック》や《カバーリング》を取っておくとPTの生存能力が格段に上がるでしょう。
上級の12枠ですが、称号クラスを取るのならそのスキルに当てるのが良いと思います。場合によっては表のスキルを削っても良いでしょう。
しかしウォーロード一本槍でやるなら……。プレイ環境に左右されるため書き出していない有用スキルがあるので一応説明しておきます。
ダンジョンシナリオ等の戦闘回数が多いシナリオで活躍する《スラッシュブロウ》強化スキル《ストームアタック》と、PTの物理アタッカーが多ければ多いほど事実上の効果が増す《ウォークライ》です。
《ストームアタック》は戦闘毎に一回、+15Dのダメージを追加できますし、《ウォークライ》は例えばセットアップに同じエンゲージに物理アタッカーが3人いれば実に係数9(!)も同然のダメージ増加です。
ちなみに係数3のダメージ増加セットアップスキルはそれだけでも強い方です。
また、10枠を使いますが(+9枠)環境に左右されずに強い《ファイティングロウ》からの《アルティメットボディ》も称号クラスを取らないなら選択肢に入れて良いでしょう。
ムーブ《ファストセット》からの《フルスイング》《ツインアーツ》、マイナー《アルティメットボディ》、メジャー《クロススラッシュ》はとんでもないダメージを叩き出すことが出来ます。
しかもそれは使用回数かMPが切れるまで繰り返されるのです!
二刀流による攻防一体で
適切な支援があれば多少の格上とだって互角に斬り合えます!
大ダメージを出す事や敵の攻撃を捌き切る事に、あるいは二刀流自体に美学を感じる方には超お勧めです。なんてったって格好いい!カッコイイは正義ですよね!
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