9.人間Ⅱ
今日だけの命を謳歌する
今日生まれそして今日死ぬ命
果敢ない人生だと言える
敢えない人生だとも
どちらにしろ謳歌しようなど夢のまた夢・・・
しかし夢など見ている暇はない
産声を上げ呼吸をし始めなければ
次にはもう四足で這い
息つく間もなく今度は立ち上がり二足歩行
覚えた言葉を話すことも忘れてはならない
子供から大人に大人からさぁ何になる?
時に従順に時に抗う
果敢ない人生のその最中に
敢えない人生でもその只中で
我が名は「人間」
生まれた時から死ぬその時まで・・・
与えられた役目などない
あるのは全うすべき命だけ
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