第6話 実績解除ってなんぞや

おまたせしました!

出来立てホヤホヤで御座いますぅ!ヒェホィーーイ

うるさくてすみません……

今書いて投稿したばかりなので誤字とかあっても許してください。あと不良を馬鹿にした発言あっても直接殴りに来ないでください。しんでしまいます。

余談はこれくらいで……

では本編どうぞっ!

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ぱっぱらー♪


何処からともなく響き渡る気の抜けた音。

宇宙空間というのは真空であり、真空では音は伝わらない……そもそも音というのは空気が振動することにより……


まあ、いいや。とりあえず宇宙では音が聞こえないのに聞こえたのはきっと何か凄い魔法的力みたいなものだろう。


《最速ランキングが更新されました》

《歴代12位おめでとうございます》


歴代12位というのはなかなか嬉しいものだが、15位までしかなくて12位とかありそうだからいやだな。

僕は子供のころからこういう系のの罠にハマって失敗した。

対して頑張らなくとも簡単に上位成績を得てそれに甘えて堕落する。

自分で自分を天才だと思っていたし周りにも言われた。

普通なら天才はもう少し頑張ってさらに上を目指す筈だ、だが僕は違った。

天才……つまり対してやらなくとも人並みに出来るならば、やらずに余裕を持ちたいと思っていた。

だから中学でも高校でもずっと手を抜いてゲームばかりして、テスト前に少し頑張る。

親には才能の無駄遣いと言われ、先生にはまじめにやれと叱られ、同級生たちからは憎しみのこもった目で見られた。

当時の僕は凡人めが。とか君達とは違って選ばれた人間なんだと思っていたけれど大学に入ってからは同じような人間に出会って、少し正気になった。

それと僕は大学生になって気づいた。

学生時代は頑張ったほうが、将来は堕落した生活が送れると。

しかし、僕が入ったのは、昔からの考えしか持てない頭の固い先生方と古い授業がまるで軽作業のアルバイトのように淡々と行われている学校。

もはや積んだというわけだ。

将来は一流の企業にはいるのはキツイ。

そう考えた僕は学校内で先生の目を盗んで商売を始めた。

僕が通う高梨文化総合大学は東京都の区の名前は知らないけど池袋っていう不良が沢山いる場所にある。

不良、カラーギャング、どっちでもいいけど、彼らは犬が電柱にションベンをかけるごとくペタペタと電柱にステッカーを貼る。

それを誰が作っているのか知らないが、僕は親戚のデザイナーのおじさんの手伝いをしていただけあってそれらを作るのは簡単だった。

地元の不良達からカッコイイステッカーを作ってくれると評判になり、遠方からも不良が来るようになった。

まんまと不良達から金を巻き上げたわけだが、それだけに終わらない。

大学生というのは身も心も緩まって頭がお花畑になる時期で、個人情報をばらばらと垂れ流す。

位置情報、住所、年齢、顔。

あまりのずさんさに笑うしかなかった。

金が払えない不良には貸しを作って代わりにステッカーを作ってあげていたので、恩だか仁義だか知らないけど、色々手伝ってくれた。

僕は、情報がざるな同級生で頭がハッピーなやつらを誘って不良達と一緒に親父狩りをした。

頭がハッピーなやつらは大概場の雰囲気に飲まれてやり過ぎてしまい証拠を残してくれるので、それに便乗して罪を全て被せて突き出した。

こっちのことを話したらぶっ殺すと強面のヤンキーが睨みながら言うだけでかなり効果的だった。

こうして得たお金は3割が不良達に頭がハッピーな同級生に2割、のこり5割が自分に、配分していた。

不良達はバイクの改造、抗争の資金に困っており、僕の仕事はかなりの確率で受けてくれた。

そして少し調子に乗った僕は校内で、闇金の真似をし出した。

ジュースを買うお金から車を買うお金まで、いくらでも気前よく貸した。

高額なお金の場合は保険証のコピー、印鑑、銀行の口座番号などを預かり、ジュースを買う程度なら学生証のコピーで貸した。

で、そうすると払えない奴が出てくる。

そういうやつには少しずつ利子をつけて返せというが、払わないやつには不良達を嗾けて暴力によって半永久的に金を搾り取る。

なんだか馬鹿みたいにこの闇金はうまくいって僕はおかしくなったのか、頭がハッピーな同級生に囲まれ僕の頭もハッピーになっていたのだろう。

生徒にとどまらず、用務員、先生、講師にまで手を出し、金を、貴重品を搾り取った。

不良達は自分達の行為を黙認してもらうためにめちゃくちゃやばい本業の人間に金を積んで話をつけたらしいがそれでも金は有り余っていた。

大学2年の夏、不良の一人に質屋の息子がいて、よくそこに搾り取った貴重品を下ろしに行っていたわけだが、そこの親父さんと雰囲気がヤバイおっさんに将来こっちで働かないか?才能あるから来いよみたいなことを言われたが丁寧にお断りしておいた。

あの時見たおっさんの顔は怖かったがどちらかといえば、召喚して首を引っ掻きながら恨めしそうな顔で死んだゴブリン達のほうが怖いかもしれない。


人から巻き上げた金で将来は安定と思われた先にこれだ。

全く、お金が集めたお金……

はぁ、なんでダンジョンマスターなんかに僕がならなければいけないんだ。

しかも、何か強そうな種族選んだら息子が機能不可に。

まぁ、童貞というわけでもなかったしいいかと思うが何となく男としていやな気もする。


とりあえず、現状に甘えず楽に強くなる方法を探そう。


そう僕は思った。



◇◇


気をとりなおしてログを見てみると何やら実績とやらが解除されたらしい。ゲームかっ!


《実績 はじめてのダンジョンバトル》

《実績 はじめての勝利》

《実績 無慈悲なる破壊》

《実績 初心者卒業》

《実績 配下を増やせ1/4》


おお、意外と多い?最初だしこんなもん?

"はじめての"がひらがななのに悪意を感じる……。


実績の部分を何となくタップして見たが、ゲームみたいに詳細が出るらしい。

これ作ったやつ、ゲーム好きだな。ダンジョンマスターにされたのは恨みたいが、趣味は合いそうだ。こういうのはちょっと好き。



《実績 はじめてのダンジョンバトル》

Lはじめてほかのダンジョンとバトルする


うん、これ説明いらなくね?


《実績 はじめての勝利》

Lはじめてほかのダンジョンに勝利する


だからいらねぇだろ。少し文書長くしただけじゃねえか。


《実績 無慈悲なる破壊》

L無慈悲にも敵に降参をさせず滅ぼし、ダンジョンマスターの心臓たるコアを粉砕する。同族たるダンジョンに慈悲をかけないその思想は狂気に満ちているのであろう。


そんなことないです。勝手に言わないでください。


《実績 初心者卒業》

L ダンジョンレベル2に上がる。

ダンジョンレベルはダンジョンコアを破壊することで可能。


おいっ!書いてることが矛盾してないか??一つ前の実績の詳細でディスったのになんでコア破壊しないとレベル上がらないんだよ。しかも、一つ破壊して初心者卒業なら………ヤバイなダンジョンマスターってサイコパスだらけじゃん。


《実績 配下を増やせ1/4》

Lコアを破壊して隷属させたダンジョンが1を超える。

4が上限、ただし、DPの消費で上限を解放可能。


隷属?死んだんじゃなかったのか?そもそも相手のダンジョン全てこちら側に剥がれてきたんだが……仮に隷属していて使い物になるの?

はあ、とりあえず、その辺はゆっくり確認していこうかな。




「ステータス…ん?…………ぇえ!?あっれえーー??」


___

ステータス


name ウィード

Lv 8

HP 870(+48

MP 1260(+48

SP 40


種族 オートマ

スキル 魔術理解 魔力操作 重力魔法

種族スキル 不老 解析 擬似進化

称号スキル 呪い耐性

CP 61


種族名 ダンジョンマスター

コア位置 宇宙

年齢 不明

称号 非道 ゴブリンキラー

隷属 龍園のダンジョン


残りDP 399



あんなにモンスター倒したのに1レベも上がってないんですけどぉおぉぉぉぉ!!!!




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次回予告

ダンジョン作りますか

>yes

no

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