魔王は働いたら負けかなって思ってる

鉄砲犬

その1~新しい旅立ち

 おぎゃあと生まれて十四年目の誕生日、この世界の習いならば数えで十六歳、俺は突然前世の記憶に目覚めた。いや、俺自身の時間感覚だとつい先ほど不運な出来事によって死亡し、なんだか三途の川を渡る途中で世界をつなぐオーラロードが開かれて、奇妙な男に出会い、そしてふたたび意識を失ったと思ったらこっちの世界で誕生してから十四年の月日が経っていたのである。

 幼少期からの記憶もある。あるけれども欠けていた部分がスポッとはまったような感覚とでも言おうか。それはもうごく自然に十四歳の俺と前世の俺の人格が融合した、そんな感じ。

 こっちの世界での俺の名前はマルコとなっている。十四年間そう呼ばれてきた。キリスト教の聖人由来の名前がこっちの世界でもメジャーでアンパイな名前というのも不思議な話であるが、まぁそこはご都合主義ということで納得しておこう。ン・バンボッボとかだったら言いにくくてかなわんし。

 しかしマルコといえば母を訪ねて三千里なんぞを思い出してしまうが、この世界での母マリアは三千里も離れておらず、その辺に居る。

 父はジョセフといって……なんだこの一家の安直なネーミングはと、前世地球の記憶を持つ俺は思わないこともないが、ここまで似通っているということは古来からこの世界と向こうの世界は何らかのつながりを持っていて、俺以外にもこっちと向こうを行き来している先人がいたと考えた方がしっくり来る。

 そのジョセフは一応騎士爵を持っているらしいのだが、お上から禄を貰っているなどという話は聞いたこともなく、町の衛兵、軍隊と警察を兼ねたような公務員の中間管理職をして家族を養っていた。

 領地を持たない名誉爵位は向こうで言うところの大卒程度の肩書きで、就職に多少有利に働くくらいのもののようだ。


 爵位の話が出たついでにこの世界の概要でも軽く説明しよう。

 文化水準はルネッサンス期に毛が生えた程度である。一神教が発明されていないところや火薬を暴力的に利用するという発想が無いところが元の世界とは根本的に異なるところだろうか。

 暴力に関しては、そう、ギフトと呼ばれる人知を越えた特殊スキルの存在が銃火器の発展の機会を奪っており、戦争のあり方すら違う。


 ギフト──俺は三途の川で会った男に、向こうでは使わないからとギフトを譲渡してもらった。代わりに多少の知識、名前などの個人的記憶や日本語読解能力を分け与えた。ウィンウィンの関係である。

 なんでも世界を渡るには、生まれ変わって赤子からやり直すか、それとも元々ある存在と入れ代わるか二つに一つらしい。一刻も早く異世界を見て回りたいせっかちなあの男は後者を選んだようだ。

 そのときの俺はというと、男のこちらの世界での特殊な立場にビビって誕生からやり直すことにした。男は自分のことを魔王と称していたからだ。本当か嘘かはわからんが、いきなりそんな恐ろしげな立場からスタートするのは小市民として生きてきた(と思う)俺には無理ゲーなので、イージーモードで開始したのだ。


 のだ……ったなぁ、と三途の川(らしき場所)での邂逅を思い出す。あの時点では俺の前世の名前や人生の記憶や、どうして死んだかも覚えていた気がするのだが、自称魔王に渡してしまってまったく思い出せない。

 少なくとも割と一般人で、しかも男だったのは確かだが。まあ、過ぎたことはどうでもよろし。自称魔王には俺の代わりに向こうで俺として生きてもらおう、父ちゃん母ちゃん(が居たかどうかも思い出せないが)の老後の面倒も見てもらおう。

 個人情報以外の向こうの世界の一般常識だけは持ってきた。この知識がこの世界で無双するのに役に立つかどうかはわからないが……そんなことを考えるということは、前世の俺はそれなりに異世界ファンタジーエンターテイメントを嗜んでいたのだろう。


 さて、ギフトは普通、物心つく頃には備わっているかどうかがわかるものなのだが、俺の場合記憶というか自意識? を取り戻した瞬間にそれが発現し、滅多にない遅咲きの儲けものという感じでちょっとした田舎町の話題になった。両親は突然のイレギュラーに喜びを通り越して狐に化かされたような顔をしていた。

 ギフト持ちは国家の財産でもあり、分別のつかない無軌道な若者が何をするか知れたものではないので、俺は急遽国営の養成学校、という名の管理施設に送られることとなった。通常は地方にいくつかある幼年部に入学、いや収容されるのだが、俺の場合高等部からの入学であり、高等部は国にただ一つ、遠く離れたこの国の首都、帝都にある。

 ひとり分の食い扶持の心配が無くなったところで、母マリアと父ジョセフは二人目を作ろうか、うん、今度は女の子が良いな、などと年甲斐もなく──とは言えこっちは十代で子作り当たり前の世界なので前世日本人感覚で見れば十分若い──エロい視線で語り合っているので、童貞の俺は多少いたたまれない気分になったのは、まぁ、どうでもいい話か。個人的希望を言うならば妹がいいな!


 そんなわけで俺は生まれ育った田舎の小都市を離れ、養成学校のある帝都へと向かう日が来た。ここは別れを惜しんだりする場面であろうが、俺の場合二重の記憶を持ち、精神が世の十四歳とはかけ離れたおかしなことになっているので、見知らぬ世界の見知らぬ街への好奇心が先行し、両親との別れの挨拶もそこそこに、国が手配した馬車に飛び乗ったのだった。

 なお、地元には別れを惜しむような友達はいなかった。寂しい十四年だな俺。

 気を取り直して、前を向き。

 果たして、国中から集められたギフト持ちたちはどんな力を持っているのか。びっくり人間大集合を見に行くような気分だ。一応自分もそのびっくり人間のひとりなのだが、それはあとから説明しよう。


 帝国歴276年、ホルヘ・ホルヘス・ヘバナが初代皇帝を称してから276年目、領土拡大期はだいぶ前に終わり、今はそれなりに安定していると言ってもいいだろう。この大陸の最初の国家が成立した年が基点とされる大陸歴で言えば988年である。

 地球の歴史と比較すると、最初の国らしきものが出来て千年かそこらでここまで文明が成熟したのは早い気がする。つまり大陸歴0年時点でそれなりにシステムが整っていたと考えた方がいいかもしれない。元々それなりの文明を持った、どこぞ海の向こうか、あるいは空の果てからやってきたひとびとが根を張ったのだろうか。この世界の歴史家の意見を聞きたいところである。

 当代の15代将軍、じゃなくて皇帝の名前は確か……アレス・アレハンドラ・アルマーナとかいったかな。辺境は当然のこと都心でも皇帝の顔すら見ることもなく一生を終える人間がほとんどの、雲の上の人物であり、どういう人間かは知るべくもなく、知る必要すらない。

 姓が初代と異なるのは世襲ではなく、有力貴族による合議制で選ばれるからだ。もちろん何人も皇帝を排出している家はあるが、同じ家系から続けて皇帝を輩出することは慣例上禁止されている。それはパワーバランスの固定化や腐敗を防ぐとともに、評議院による影響力を維持するのにも役立っている。


 その皇帝の住まう帝都は国の中心を流れる大河に支流が合流する角に立地している。戦乱期には天然の要害になり、今は生活用水として人口を支え、水運物流の拠点ともなっている。大都市の成立するセオリーは人間が住む以上、世界が違っても変わりはないものだ。

 川を挟んだ対岸には帝都中心街側の船着き場を基点にして衛星都市のように開発が扇状に広がり、これから通うことになる学校もその区画にあった。本流と支流に挟まれた三角地帯を旧市街、それ以外を新市街と呼ぶ。

 城をはじめ行政の中心機関は今も旧市街にあるのだが、ある程度の敷地を必要とする軍事や研究、また教育機関はもっぱら新市街に移転している。

 教育機関の一つ、帝国国立騎士学園。騎士といっても父ジョセフの持つ爵位の騎士とは違う意味の、戦略兵器とも言うべき戦闘力のギフトを持った者を天授騎士、略して騎士と呼び、若年層のそれらの管理懐柔、もしくは洗脳を目的とした施設である。

 いくらガチャで引いたとはいえ、数値データに過ぎないソシャゲーのレアカードと違ってこちとら人間である。へそも曲げれば反抗もする。それを抑制御制するためになだめすかし、あるいは虚栄心をヨイショし、あるいは折檻して屈服させる必要があった。リアルガチャは管理が大変なのである。

 田舎の騎士爵、というのは全体から見れば中の下くらいで、上を見れば皇帝親族から大商人、下を見れば百姓奴隷と、その出自は千差万別であった。

 ギフトを持って生まれる確率は社会的身分とゆるい相関関係にあるらしいが、実際はどんな階層からも出てくる。重課金兵が財力にものを言わせてカードを集める一方、無料ガチャしか引かないライト層がたまたまスーパーレアを引けてしまうようなものか。違うか。

 ガチャガチャうるさい俺は向こうの世界では相当の廃人だったのかもしれない、その辺の個人的な情報をよく覚えていないのは三途の川で出会った男に記憶を渡してしまったからなのだが、特に不都合もあるまい。名前すら譲ってしまって覚えていないのだからな。俺は常に前のめり、今を生きる男なのである。イエス、ポジティブシンキング。


 さて、学び舎の門をくぐり、全国から半ば強制的に集められた今年の高等部入学生は総勢99名。多いのか少ないのか比較対象となる余所の国の情報が無いのでよくわからんが、系統ごとに7つのクラスに振り分けられた。

 1組2組3組は魔法系、4組5組は武術系、6組は金を生みそうな学術生産系、その他扱いに困るは7組。もちろん俺はその他7組である。

「えーみなさんは分類不能のよくわからないギフトを持っているので、学生のうちにいろんなことに挑戦して、どのような使い道があるのかを探ってってもらいます。はぁ、めんどくさいクラス担任になってしもた」

 本音が漏れる頭髪の少し、いやかなり寂しいおっさんが教壇でガイダンスをしている。

「先生、どうして私がその他クラスなんですの? 納得いきません」

「はぁ、おまはんのギフトはなんでんねん」

「治癒強化……ですわ、どう考えても魔法クラスですわよね」

「いやいや、魔法クラスは攻撃魔法特化の武闘派やねんで。攻撃力の無い治癒系はその他に入れるしかないやんか」

「ふ、不本意です……」

 なるほど治癒強化か。

 ぶっちゃけ、人知を越えた能力強化がなされるギフト持ち、戦略兵器同士が戦う場でなまっちょろい治癒魔法使いが居ても焼け石に水というか、足手まといになるであろうことは常識である。

 さらに残念なことに魔法はギフト持ちじゃなくても一般人民に普及している。科学技術がなかなか発展しないのも、必要が無いからで、着火や手水などだいたいの生活の不便などは魔法でなんとかなるのがこの世界である。適性によっては多少訓練をすれば町医者程度の治癒魔法も使えるようになり、科学的な医学は発達する余地もなかった。おお、これぞファンタジー世界、ファンタァ~スティック。

 しかし魔法を超えた治癒のギフトとはいったいどの程度の力があるのだろうか? 四肢欠損はもとより、ガンが治ったり、下手すると死人も生き返らせられるのかしらん。

 逆に考えるとそんなスーパー便利能力特化者を危険な最前線のドンパチに投入するのはアホのすることで、福利厚生に利用し、人民の支持を得るのが普通の頭を持った為政者の常道であろう。


「えー、ヘンキョー郡サイハテ市から来たマルコ・リュミナエリいいます。ギフトはまあ、言う程のものじゃないんで、おいおい知ってもらうとして、みなさんよろしゅう」

 本当は不可視の腕を操ることが出来る“栄光の手”という能力なのだが、目の前にある小物を持ち上げたりする程度の念力、ということにしてある。用心深い俺は手札を全て公開するなんてことはしないのである。

 そしてもうひとつ、例の男自称魔王から譲渡されたギフトを持っているのだが、これは名前が名前だけに測定器で閲覧も出来ないよう管理者権限で隠しファイルにしてある。

「はい、無難な自己紹介ご苦労様です」

 頭髪の寂しい、いやもうぶっちゃけハゲのおっさん担任がやる気のない進行を続ける。


 今日はガイダンスだけで本格的な授業は翌日からのようで、新入生諸君はすぐに帰るでもなく、初対面の学友と挨拶周りのようなことをしている。

 うんわかる、学校生活は最初が肝心、ここでどこかのグループに入っておかないと機会を逸してしまい、ボッチ生活を送る羽目になるのは明らかである。

 さて、俺様も異世界転生者の作法に従い、ハーレム計画の第一歩としてめぼしい子をチェックしておかなければなるまい。

 てゆーかー、居世界って可愛い子多すぎるんよ。可愛いがデフォルトだから、ちょっとやそっとの可愛いじゃアドバンテージになりえず。むしろ多少不細工な方が珍しく、逆にレア感が出てコレクター心理をくすぐる、かもしれない。

 なお、男の方は別段そんなこともなく、イケメンからフツメンブサメンとバリエーションに富んでいる。作画の都合かなんかはわからん。

 ぼんやりと田舎とは違う様々な種類のひとびとを眺めていると、突然芳しい香りとともに机の前に立った女生徒がいた。

 先ほど、ハゲに向かって不平を垂れていた女である。

 金髪! 巨乳! なんか高そうな仕立ての制服──制服は入学時に支給されるのでデザインは同じなのだが、明らかに質が違う──そして極めつけがどうやってセットしているのかわからない縦ロール。正直超好みである。

 これは運命に違いない、脳天から雷に撃たれたかのような電流が走る。

「お初にお目にかかります。わたくし、この帝都にあるサクラメント家の長女、アナスタシアと申します」

「あ、これはこれはご丁寧に、マルコ・リュミナエリです。ド田舎の衛兵の子です」

「サイハテ市のリュミナエリさんといえばお父上は騎士爵のジョセフ殿でしょうか」

「ええ、よく知ってますね」

 正直ビックリだ。こんな遠く離れた大都会で父親の名前を聞くとは。

「やっぱりそうでしたのね! サイハテ市のリュミナエリ家といえば我が家の郎党の分家の分家筋ですもの、もちろん覚えておりますわ、おほほほ」

 えらい遠いな。

 さすが大貴族はうちみたいな末端の末端、名前だけの名誉爵も覚えているのかすごいな。

 というか上司? って言うの? 主家筋があったことすら今の今まで知らなかった。

 父ジョセフに若い頃の話をせがんでも、フッ昔の話だ、などと遠い目をしてはぐらかされていた。大方子供には聞かせられないような、というか恥ずかしい黒歴史でもあったのだろう。触れてほしくないことなど誰にでもひとつやふたつあるものだ。

「この学校にはメイドも連れてこられませんし、帝都に住まう家中の者で同年代の方も居りませんし、心細かったのです。どうしましょうと心細く思っていたところでリュミナエリさんの自己紹介を聞いて、神はまだわたくしをお見捨てにならなかった、と安心しましたのよ」

 なんか大袈裟な話だなおい。

 まぁ自分的にも身分違いとはいえ、縁の者が同級生にいたことで、少しホッとしたことも否めない。

「ところで、リュミナエリさん、わたくしの荷物持ちとして雇われる気は無いかしら?」

「雇うとなるとお給金の方はいかほどで?」

「そうね、月に千デニーロでいかがかしら」

 ちなみに立ち食いそば(のようなヌードル)一杯で三十デニーロ、高効率大量生産の産業革命以前かつ貨幣経済は発展途上なので単純換算は出来ないのだが、日本円換算すると1デニーロ十円程度といったところ。月1万円は安い気もするが、友達料としては妥当かもしれない。

「よござんす、承りました」

 どこの世界でも学生はいろいろ入り用なのだ。全寮制国立学校で衣食住が保証されているとはいえ、多少は自由になるお小遣いが欲しい。俺は二つ返事で縦ロールの提案に乗った。


 言っておくが現世での俺の見た目はものすごく贔屓目に見てもフツメン。前世の俺がどういう顔つきだったのかは思い出せないが、現在の顔に違和感を覚えないあたり、そう変わらぬ顔つきであったように思える。

 今世での両親の遺伝をモロに受け、起伏に乏しいモンゴロイド系の色が濃い俺。コーカソイド系イケメンイケジョの多いこの世界の中ではもしかすると、もしかしなくてもブサメン、あるいは奇面に分類されるのではなかろうか。

 しかし思い返してみると、両親もあんな極東顔でマリアだのジョセフだのって、そっちの方が違和感あるわ。

 つまりはこの縦ロール、信長が黒人のヤスケを面白がって登用したのと似た理由で、俺にパシリをやれ、などと提案してきたのではなかろうか。信長なみの傑物か!? と少し期待、少し畏怖したが、後日特にそうでもないということがわかり、逆に安心した。


 この国の階級制度は、公侯伯子男という現代日本人にもわかりやすい爵位ではなく、皇帝を中心にした国政会議に出席できる諸侯大名、それぞれ大名の家臣、皇帝直属の家臣が貴族ということになっている。まぁ貴族というか安定期武家社会の士族と言った方がわかりやすいか。

 爵位はかつての武功あるいは内政業績によって配られた勲章みたいなもので、個々の実力や権力とはあんまり関係なく、気分的な部分が多い。

 とは言え世襲なので、家のアイデンティティに直結するし、秩序維持に一役買っているのは間違いない。

 最底辺の無印(馬)騎士爵キャバリアから燕騎士爵スワロー鷹騎士爵イーグル虎騎士爵ティグレ獅子騎士爵リオン巨人騎士爵ギガンテ竜騎士爵ドラグーンと、どこぞのプロスポーツのようなネーミングで格が上がっていく。

 竜騎士爵は特殊で、炎竜爵、海竜爵、嵐竜爵、岩竜爵の4つしかなく、しかも一代限りの真の英雄しか名乗ることができず、同時代に4人いることも稀だ。もちろん全員が人外の戦闘力、ギフト持ちなのは言うまでもない。

 その嫡子は巨人騎士爵を名乗ることになり、巨人騎士爵とはかつて竜騎士を排出した家柄、という証でもあり、やっぱり崇敬の対象になる。

 特に抜きんでた業績を挙げなくても総合力で皇帝を輩出するような事務系有力名家もあり、無爵ではアレだろうという意味で鷹騎士や虎騎士あたりを適当に理由を付けて下賜する場合もある。

 縦ロールのサクラメント家は巨人騎士爵を持つ大名で、家格も実力も大したものだ。というのはあとで知ったことだが。

 これまたあとで知ったことだが、爵位をひけらかすようになったらその家は実力を伴わなくなた落ち目の証とされ、外で盛んに吹聴するのはよろしくないとされている。

 以上、身分システムの説明終わり。

 前世での歴史の知識を思い返してみると、名誉勲章をやたらめったら作りたがる国ってのは分配するもの(土地・金)が枯渇しつつある状態であり、あんまりよろしい経済状況ではないのだと推測する。

 早いとこ生き残りのための保険を作っておく必要があるかもなー。

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