目を覚ますと自分の身体が自分ではない。鏡に映る姿が自分と認識でない違和感。ではこの身体は自分なのに己は何者なのか?見渡す世界も灰色で異形の怪物が闊歩している。己が何者かも分からず、ここがどこだかも分からない。この物語はそんな過酷な世界に置き去りにされた主人公が運命に抗うべく戦う叙事詩なのです。登場する人物の名や世界観に北欧神話が好きな人なら、食指を動かすこと間違いないでしょう。枝で殺された話と聞いて、くすりと来る人は是非、ご一読を!
男が目覚めると、自分の見知らぬ土地にいたところから物語は始まります。じわじわとにじり寄る恐怖感、そして深まる謎をお楽しみください!