第2136話 そういやクリスマス

 前話の予約投稿時、「うわ、次の話クリスマスに更新じゃん」ってことに気付いたものですから、じゃあもうそれっぽいこと書くっきゃねぇのかなって思ったので、それっぽいことを書きます。何だよ、それっぽいことって。


 子ども達のプレゼントね。

 そういや何に決まったかって、私書きましたっけ。なんかもう全然記憶にないので、書いたかもしれないけど書きます。


 息子はマインクラフトのコマンドの本を二冊、娘もマインクラフトのコマンド本、そしてもこもこのパジャマです。このクリスマス、宇部家にマインクラフトのコマンド本が一気に三冊増えるのです。もちろん全部違う本ですけど。そんなことある?


 だって、その本だってね? 結構な厚さですよ。知らんけど、その結構な厚さの中にいろんなそのコマンドとやらがぎっしり詰まってるんでしょう? まさかその大半が謎のグラビアとかで埋め尽くされてるとかではないわけでしょう?


 さすがにその三冊、何かしらの情報は被ってるんじゃない?


 正直そんなことも考えましたが、どこの世界にリクエストしたプレゼントにケチをつけるサンタがいるでしょう。よほど高額なやつとか、年齢制限があるやつとか、法に触れるとかそういうのでもない限り、サンタさんはNGを出さないはずです。それにぶっちゃけこれらはウチの両親と姉の金です。我々は痛くもかゆくもないのです。そういうことを言うなよ。


 さて、とにもかくにもプレゼントはどうにかなりました。

 

 しかし、私の中で一つどうしても腑に落ちない部分があったのです。子ども達が自らでひねり出したリクエストとはいえ、少々気になるところがあったのです。


 それは、息子が本二冊に対して、娘が本一冊とパジャマという点。

 いや、全然良いんですけど。良いんですけど。

 

 そのパジャマがですね、私、どうしても娘に着せたいやつがあって。GUのね、かっわいいもこもこパジャマがあるんですよ。ウサギのお耳が付いたやつでね。もう間違いなく可愛い。娘からのリクエストは『もこもこのパジャマ』でしたから、もう迷わず姉に「このGUのお耳が付いたもこもこパジャマをお願いします」って言いましたから。可愛い娘が可愛いパジャマ着るんですよ。可愛いの二乗。スペクタクル可愛い。


 そんでそのGUのパジャマ、パンダもあるんですよ。

 

 パンダといえば息子が一番好きな動物。何でかわからないのですが、息子はパンダが大好きなのです。


 はたして娘だけに可愛いパジャマを着せて良いのだろうか。息子は来年中学生です。もうこんな可愛いパジャマなんて着てくれないかもしれません。ぶっちゃけ全然着てくれそうな予感しかないんですけど、わかりませんから。しかも息子の大好きなパンダです。買わない理由がない。


 しかし、これで息子にそのパジャマを買うと、今度は娘のプレゼントのバランスが取れなくなる。ですが、何があっても息子にパンダを着せたい。娘がウサギで息子はパンダです。こんなのもう約束された可愛さ。子どもがもふもふしたものを着てるだけでも可愛いのに、ウサギとパンダです。可愛いは正義。


 旦那にも相談しました。

 ねぇ、パンダあるんだけど、と。


旦那「買おう。そんなのもう息子に着せるしかない」


 満場一致でした。

 着せるしかないのです。買いました。一家の大黒柱がGOサインを出しているのですから買いました。


 じゃあどうする。

 娘のプレゼントを増やそう。

 それしかない。

 さんざんプレゼントで苦しんだのに、自ら追加の道を選びました。とんだドMお母さんです。えー、もうどうしよう。何贈ったら良いのよ。ぬいぐるみはもう腐るほどあるし。


 じゃあもうアレだ。服だ。ママチョイスで服を買おう。ここ最近服はおばあちゃんに買ってもらってばっかりだし、たまには私のチョイスで!


 そうと決まればファッションセンターしまむらです。私がこの時期徒歩で行けるのはファッションセンターしまむらです。お財布的にもしまむらです。


 どうにかこうにか上下を選び、ラッピングもお願いして準備万端。一番の山場は、最近好みがめちゃくちゃうるさい娘のお眼鏡に叶うか否か!


 開けた瞬間のこちらの持っていき方にかかっています。オスカー総ナメにするくらいの演技力で乗り切ります!

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