第2125話 いかない
ちょっと説明が難しいんですけど、昨今の漫画とか小説(というかラノベかな)で、『○○さんは○○』みたいなタイトルのやつがあるじゃないですか。
この『○○さん』の名前がですね、なんて言うんだろう、その人の特徴や性格、能力なんかのヒントになってるというか。例をたくさん挙げられれば良かったんですが、いまのところパッと浮かぶのが『
コミュ障と名前の『
なんかこんな感じのタイトルの作品って多くないです? 流行りなのかな?
ほら私も何年か前のKACで『隣のトナリくん』だの『向かいのムカイくん』だのって書いたじゃないですか。厳密にはこういうタイトルの話ではないんですけど。とにもかくにもそういう感じのタイトルの作品って多いじゃないですか、全然例が浮かばんけど。どなたか浮かんだらコメント欄で教えてくれよな!
そんな前振りでですよ。
じゃあ今日は何の話なのか、って。
ある夜のことです。
いつものように旦那と仲良く洗濯物を干していた時のことです。どんな話題からそんな話になったのかはもう覚えてないんですけど、なんかとにかく『いかない』という単語がフィーチャーされたのです。で、なんかよくわからないけど、二人して「いかない」と連呼していた時、旦那が言ったのです。
旦那「なんかあれだね、『いかない』ってさ。名前みたいだね。『
そんなクラーケンみのある名前あるかなとも思いましたが、普段旦那から何かにつけて全肯定されている私です。だったら私だって全肯定しようじゃないか。全肯定返しだ! いる! 烏賊内さんはいまーす!
宇部「うん、名前っぽいね」
肯定しました。
何だって受け止めてやるぜ。
宇部「そんでさ、『烏賊内さんはいかない!』みたいな漫画ありそう」
さらに悪ノリで応戦です。
旦那「ありそう(笑)」
旦那も無事、乗ってくれました。こうなるともう止まりません。
宇部「烏賊内さんはさ、もうとにかくどこにも行きたくないから。家から出たくない。つまり、引きこもりの話になるよね」
旦那「えっ、そっち?」
宇部「そっちって何?!」
旦那「ごめん、完全にエッチなやつで考えてた」
宇部「おいおいマジかよ。私は完全に『ねぇ
旦那「めっちゃ健全じゃん」
宇部「健全だよ! あったりまえじゃん!」
ここで危うく、「だってカクヨムは全年齢対象のサイトなんだよ!?」って口が滑るところでした。あっぶねぇ。至る所にトラップ仕掛けられてんじゃん。
ちなみに烏賊内さんは、ガチのマジで引きこもりでお家が大好きっ娘なので、映画に誘ってもアマプラで十分と断られますし、スイーツを食べに行こうよと誘ってもそれくらい自分で作れるからと断られます。何でも家の中でどうにか出来ちゃうので、そういうスキルだけはバリ高い女子なのです。もうとにかく家から出ないために最大限の努力をする女。
たぶん、海に行こうよとか、さすがにそれを家でやるのは無理だろうっていうのに誘っても、家の中にビニールプールを設置し、畳にビーチパラソルをぶっ刺すなどして「ここが私のプライベートビーチだ」とか言い出しますよ。
こうやって書くと、「ハハーン、宇部さんさてはこれでまた短編書くな?」って思われたかもですが、いまのところまだ書いてません。まだ。こういうところにアイディアって転がってるんですねぇ。しみじみ。
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