第1802話 難しくない?

 今回の冬は全然寒くないな、なんて調子こいておりましたらば、まーた一気に寒くなりましたね。ええ、東北ですからね。


 ただ、いまのところ、まだ雪が全然なんですよ。まぁ大人としてはそれで全然良いんですけど、子ども達はちょっとつまらなそうにしています。例年なら冬休み後はスキーウェア的なものを着て登校してるんですよ。スキー授業があるとかそういうわけではなくて、まぁ単純に寒いっていうのと、あとは休み時間に外遊びをするから。


 今季そういや一回も着せてないな、スキーウェア。


 さて、雪は降らずとも寒いんですよ。

 元道民がガタガタ言うんじゃねぇよって思われたかもしれませんけど、道民ほど室内の寒さに弱い人間いないからね? 道民が強いのは屋外だから。


 ですが私ももう東北歴20年くらいなんですよ。

 

 もうね、諦めました。

 室内がクソ寒いのはもうどうにもならねぇ。

 己の力でどうにかするしかねぇんだ。


 というわけで、寒い日の強い味方と言えばカイロです。今季は全然出番がなかったのですが、満を持して登場です。


 さて、このカイロですけど、皆さんはどこに貼ります?(みんな貼ってる前提で話を進める)


 お勧めの場所としてよく聞くのは、お腹と腰ですね。心臓の近くには貼ってはいけません。あっためた方が良くない? って思ってたんですけど、良くないらしいです。


 それでですよ。

 カイロを貼る際には注意事項があるわけです。


 まず、ゴムとかベルトとか、そういうので押さえつけてはいけません。カイロの袋に書いてあったのは『帯やベルト』だったんですけど、きつめのウエストゴムでも駄目だろうな。


 わかりますわかります。

 馬鹿な私でも、やっちゃいけないよな、ってわかります。


 あとあれね、衣服の上に貼りましょう、ってやつ。

 そうでしょうそうでしょう。

 あんなあっつくなるものを肌に直で貼って良い訳がありませんし、よしんばOKだとしても、私、絆創膏とかでもかぶれちゃう質なので、絶対に無理です。


 ただですよ、皆さん。

 よくよく考えたら、この二つが結構難しくて。


 腹は腹でも、へその下とかなんですよ。確かお勧めされてるのもそこだった気がするし、例の腹痛ってだいたいその辺なので。


 そこに貼ると考えたらですよ。

 まず、カイロを貼るインナーの丈がちょっと短いんですよ。もうギリギリ。ギリギリの位置。


 そんでもって、インナーですから、ズボンにinしたいわけです。どうなの? いまどきのヤングだったらそんなことしないのかしら。こちとらアラフォーのおばちゃんだから、インナーは絶対にinしたいのよね。


 そうなるとですよ。 

 あの、わかりますかね。

 私のズボンが悪いんだと思うんですけど、カイロがほぼほぼベルトの位置なんですよね。カイロのど真ん中に当たるってわけではないんですけど、端っこがかぶるんですよ。

 

 えっ、これOKなの?


 かといってですよ。

 ほら、冬ですから、重ね着もしてますから、インナーじゃなくて、そっちの重ね着の方に貼れば良いじゃん? って思って、そっちの方に貼ってみたんですよ。その場合はインナーじゃないので、ズボンにinはしません。

 

 するとどうなるか。


 なんかあんまり温かくないのです。

 温かさを阻む、ズボン&ベルトという壁。

 そりゃそうよ。ひらひらしてんだもん。


 皆さんね、カイロのCMというか、パッケージをね、思い出してほしい。


 なんかやたら丈の長いインナー(現代風に書きましたが、古の言葉で表すなら『ババシャツ』です)の上に貼っているわけです。下にズボンなんかありません。えっ、何も履いてないの? とドキリとしますが、安心してください(たぶん)履いてますよ。


 そんで、腰の方はですね、なんか、『仙骨』というところに貼ると良いって聞いた気がするんですよ。仙骨、わかります? イメージとしてはあれですね、尻尾が生えてるところ。いや、人間には生えませんけど。イメージですって。お尻の谷間のスタート地点の一歩手前みたいな。


 インナー長くね?

 それとも私が持ってるインナーが短すぎるの?

 いや、ぎりぎり貼れなくもないよ? ないけどさ。それともあれ? カイロの重みでちょっとずつ伸びていくの?


 そんでそれもですよ。

 尻尾が生えてるところだっつぅんですから(まだ尻尾とか言いやがって)、それはもうほぼほぼ尻なわけです。ズボンの一番パツっとしてる部位。

 

 どうあっても締め付けられる位置。

 ベルトや帯で押さえつけられてはいないけど、己の肉によって否が応でもパツる位置。


 それはアリなの? これは大丈夫なの?!

 

 カイロ貼る度にそれがちょっと気になる私です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る