第1470話 実は『合う』疑惑

 先日、旦那の弟さん(良次よしじさん・仮名)の話をしたじゃないですか。私も良次さんもコミュ障だから、もし万が一、二人で仕事をするってなったらそもそも業務連絡以上の会話がないから浮気に発展するはずもない、っていうね(『第1441話 確かにな!』)。


 まぁそんなこんなの良次さんなんですが、実は、感性的な部分では、私と合うんじゃないか、という疑惑がちょいちょい上がるのです。まぁ聞いてください。


 もちろん『合う』というのは、あくまでも「話が合うのでは」的な意味のやつですので、浮気相手みたいな、そういう恋愛絡みの話ではありません。


 まずですね、私も良次さんも二番目、次女と次男なのです。だんご三兄弟でいうところの『じぶんがいちばん次男』です。よく言うじゃないですか、三人兄弟(姉妹)がいたら、一番上はしっかり者で、末っ子は甘えん坊、二番目はマイペース、みたいな。旦那は長男で、まさに、責任感もあって頼りになるしっかり者ですが、私は昔から超マイペースと言われてきました。まずそういった部分での共通点が一つ。


 まぁこれくらいならそこまで騒ぐことでもないんですけど。


 何年か前、いや、十何年か前、旦那と一緒に音楽番組を見ていた時のことだったと思います。某女性歌手でした。とても上手な方なんですけども、どうしても歌い方が好きになれなくてですね。好きな人もいるかもしれないので名前は伏せますけど。


宇部「私、この人の歌い方好きじゃないんだよね。上手いんだけど、なんていうか、喉が詰まってる感じっていうか」

旦那「それ良次君(たまに君付けで呼ぶ)もおんなじこと言ってた」

宇部「マジで?」


 最初はそんな感じでした。

 ただまぁ、その歌手の方については、私の周囲では割と賛否ある感じだったので、たまたま良次さんも同じように思っていたのだなと、その程度だったんですけども。


 後はお笑いの好みについてです。

 と言っても、好きな芸人さんが被るというよりは、『面白くない』と感じる芸人さんやネタが同じなんですよ。好きなものじゃなくて、苦手なものの感性が似ているようです。


 だから何だ、って話ではあるんですけど、そんな良次さんがですね、どうやら割とホラーを見るらしいということを旦那から聞きましてですね。

 

 TSUTAYAでぷらぷらとDVDを物色している時に、ジャパニーズホラーのコーナーに差し掛かったわけですね。そこで、いかにもなおどろおどろしいパッケージを指差して言うわけです。


旦那「これ、良次君が見たらしいんだけど」

宇部「おっ、どうだったって?」

旦那「全然怖くなかったって」

宇部「マジか! こんなに怖そうなのに!」

旦那「全然だったって。怖くないというか、むしろ面白くないまであるらしい」

宇部「面白くないまで!?」


 もうここまで全然と言われると逆に気になる。そう思いませんか、皆さん。


 それがですよ。Amaz〇nPrimeさんであったものですから。もう見るっきゃねぇってなって。むしろ見るしかねぇみたいな流れになって。私の中で。


 それをね、いま見てます。

 うん、確かに全然怖くないし、何なら面白くもない。


 せっかくなのでそのレビュー的なものについてはまた回を改めて。


 ただまぁ、確かにもしかしたら話は合うかもしれないですね。じゃあお話したいかって言われたら、それはまた別の話なんですけど。

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